色々と思案中( 2005.3.12 )
 来月以降のイベントに関してなんですが・・・。

 TCGの世界、特にカジュアルプレーを好む人達の中で、昔から問題になっている“ガチ狙い”についてですが。はっきり言ってしまうと、現状我々イベント・コーディネイターは、そういうプレイヤー個人の趣向を見て「こんなプレイヤーはイベントに来てくれるな」という選り好みができないのが現実です。それだけのわがままを言えるだけの人数が、もはやこの世界には残っていませんので。あと“嫌われるプレイヤー”には他にも種類があります。ロック系や手札/土地/ライブラリ破壊、あるいはフルパーミッションなどとの対戦も、それに耐性がないプレイヤーにとってはかなりの苦痛のはずです。何しろウィニーとかバーンすら嫌われるケースがありますし。競技イベントの場合は、そういう部分をすべて「競技だから・・・」で片付けられるのですが、ゲームを楽しむ目的で開くカジュアルのイベントですと、さすがに完全無視というわけにもいきません。それこそイベントそのものの存続に関わる問題になりますので。

 プレイヤーの質は問えない。でもイベントとしては成立あるいは成功させ、できるだけ多くの参加者を満足させなければいけない。じゃあどうするのか・・・。これは多分TCGでカジュアルなイベントを運営してきた、ほぼすべてのイベント・コーディネイター達の悩みではなかったかと思います。で、実際問題として多くが未解決のままで、その現状に耐えかねて少なからぬ人達が去っていった。そんな気もします。この問題に関しては、私自身も今まで6年以上悩み続けてきて、でも未だに妙案が浮かびません。

 それでその問題に対する“足掻き”とでも言えばいいのでしょうか。 (^^; 今回のイベントで、取りあえずやってみようかと思い立った案が1つあります。簡単に言うと“顔文字システム”とでも言えばいいでしょうか。プレイヤーがそのイベントにどういう目的で来ているのかを、幾つかの顔文字をあしらった名札を付けてもらい、それで対戦相手に認識してもらおうという感じです。今のところ考えているのは、大きく「ガチさん (^^; 」「腹黒さん(爆)」そして「微笑みさん」の3タイプです。「ガチさん」というのはその名の通りで、今のところは“3ターン以内でのゲームの勝利を狙ったデッキを持っているプレイヤー”という分類にしようかと思っています。「腹黒さん」はロック系や○○破壊などの“対戦相手に何もさせないコンセプトのデッキを持っているプレイヤー”に付けてもらいます。「微笑みさん」はそれ以外の一般的なデッキということになりますが、多分そういうデッキを持ちつつ「腹黒さん」を付ける人は現れると思うので (^^; そういう方は「ご自由にどうぞ」という感じです(ぉ。さすがに逆は困りますが。

 こういうシステムは基本的に自己申告制なので、最初はそれによる対戦時の制約などは設けないつもりでいます。ただ回を重ねてシステムに慣れてきたら、例えば「ガチさんは4ターン以内にゲームに勝てなかったら反則負け」あるいは逆に「微笑みさんは3ターン以内でゲームに勝利したら反則負け(対戦相手が理由無く投了した場合等を除く)」といったルールも適用できるかと思います。あと事前に要望を伺って用意する顔文字の種類を増やすとか、参加者にその場で好きな顔文字を描いてもらうといった事も可能でしょう。一度や二度のイベント開催で結果が出る物じゃないですし、フォーマットにしろ何にしろ実戦による練り込みが必要だろうと思います。まああまり慌てず騒がず、のんびりやっていきましょう。あとちなみに言うと、この顔文字システムって、例えばボードゲーム辺りのイベントにもそのまま使えたりするんですよね(笑)。

 あ、この機会にちょっと予告しておきますが、近日中にうちはまたもや改装する予定です。今回はちょっと思い切って手を入れようかと思っています。特にコンテンツ変更の関係で、トップページのレイアウトを大幅にいじる必要があるのですが、今のところアイディアが煮詰まっていなくて難儀しているところです。私個人の日常を綴った、まったり系のblogにしちゃおうかしら(え〜)。




前の日誌へ次の日誌へ
屋根裏部屋 Index へ

 
このコンテンツに関するご意見/ご感想は、すべて e-mail でのみ受け付けています。