最近話題の某L社による某N社の買収劇について。巷では色々と憶測が飛び交っていますが、私は個人的にもっと単純な見方をしていたりします。 去年、L社がプロ野球の球団経営に新規参入しようとして、後から割って入ったR社に負けたじゃないですか。あれはR社の規模に負けたという話もありますが、多くの方が思っている通り、R社のバックに付いたY社の意向が大きかったと思うのですよ。既に審査の前からマスコミでは「R社有利!」とか勝手に流されてましたし。あの事件を機にL社が「うちもマスコミを味方に付けないと先がない!」と思った可能性は高く、その最初のステップとしてN社の買収に手を出した。要はそんな感じです。ですから逆に言うと、もしFテレビの会長辺りが「じゃあL社をうちのグループに入れてあげよう。プロ野球の球団経営に乗り出すなら全力で支援するよ。」とか言い出せば、案外L社は話に乗って来るんじゃないかという気がします。
ただご存知の通り、L社はここ最近でもの凄い急成長を遂げた企業です。ですから当然社員もそういう姿勢で仕事をしていますし、多分多くの社員が野心をたぎらせてギラギラしているはずです。そういう会社の気風が、いわば守りに入っていた巨大マスコミグループの気風と馴染むはずはないでしょう。そりゃ私だって今勤めている会社に、唐突に外人の店長がやってきて「前年度比200%成長を目指すぞ!」とか言われたら泡食いますし、多分数日中に辞表を懐に出社する羽目になるだろうと思います(笑)。ましてやマスコミなんて“昔から体質が変わらない企業体”の代名詞ですからねえ。 (^^;
私個人は今現在、どちらかと言うとL社びいきだと思っています。買収されるからにはその企業は収益を上げる事を求められる訳で、それは結果として他の株主や消費者にも利益を及ぼす面が多いと思われるからです。それで周囲の環境が激変する社員は大変でしょうけど(笑)。つい最近福井でも、昔から続いている福井県民には馴染みの深いショップチェーンが、他県の企業に買収されたりしています。あとトイザらスも身売りされるとか。まあ潰れたり解雇されたりするよりは百万倍ましなので (^^; むしろ自分を認めてもらえるチャンスが来たと思って頑張って下さいな。