― 戦争を始めようとした理由 ―

世界の人口増加による、食糧問題と失業問題（なんちゅう現実的な話や）により、大神ゼウスと、秩序テミスにより計画されました。

― 戦争の原因―

ある日、ペーレウスとテティスの結婚の儀が行われました。
すべての神々が参列する中、その結婚の儀に呼ばれなかった争いの女神エリスはその腹いせに、黄金の林檎の神々の前に投げ込んだのでした。
「いちばん美しい女神へ」と記して。
（これが戦争のきっかけ……情けない…）。
ちなみに、ペーレウスとテティスからはアキレウスが生まれます。

― 戦争の発端 ―

これを見てわれこそはと名乗りを上げたのがこの三人でした。
ゼウスの妻・ヘーラー、美と愛の女神・アフロディーテー、そして戦いと知恵の女神・アテーナーです。
もちろんゼウスでも決める事はできず（あとが怖いからな）、パリスという少年に託す事にしました。
彼女たちはパリスに自分を選ぶよう誘惑を始めました。
ヘーラー「私を選んでくれたら、地上で一番すばらしい国の支配者にしてあげるわ」
アフロディーテー「私を選んでくれたら、地上で一番美しい女をあなたの妻にしてあげるわ」
アテーナー「私を選んでくれたら、地上で変わらぬ勝利を約束してあげるわ」
（･･･あんたら美貌だけで勝負できんのかえ？）

そして彼が選んだのは、アフロディーテーでした。
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その後、パリスは（約束通り？）メネラース王の妃、ヘレネーと恋に落ち、逃亡を図るのでした。
（すでに人妻ってのも、神様の謀略？） ― 戦争勃発 ― この話を聞いてメネラース王は、兄のアガメムノーンと共に、王妃奪回へと兵を起こしました。
ここに、かの有名なトロイの戦役が幕を開けたのでした。
（え、逃げた女房を取り返すため･･･）

　⇒アキレウスの誕生