私をこの世界へ導いた機体 F4EJ
私は、福井空港の近くで育ちました。当時福井空港には1日数便の定期便の旅客機が就航しておりファイナルアプローチにはいったモヒカンカラーの全日空機が我が家の窓ガラスをビビらせながら上空を通過していくのを見上げていました。そんな幼少時代のある日お隣石川県の小松空港へつれていってもらいました。そのとき私は見てしまったのです。フレンドシップやYS-11より小さいけど爆音とどろかせて飛んでいく白い機体を!。
当時の小松基地にはピカピカ銀色のF104J(部隊は違うけど写真上)と最新鋭機F4EJが配備されていました。子供の私にはタチウオのようなマルヨンと比べて主翼の反りあがったファントムがものすごくかっこよくみえました。その頃のファントムはガルグレイに塗られていて(写真1番上)キャノピーからレドームにかけてのつや消しの黒色が妙に機体デザインにマッチしていたのでした。そして着陸するとケツから派手なパラシュート(本当はドラッグシュートという)を開いてランウェイ上を駆るその姿(302SQだけど写真下)。もう感動でした。その日から「戦闘機大百科」が宝物となったのでした。
その昔、少年サンデーに連載された新谷かおるの「ファントム無頼」という漫画がありましたが、最近漫画喫茶で見つけて12巻読破してきました。連載当時は、私は今ほどの知識ももっていませんでしたがファントムはすごい!と洗脳させられた名作です。まだ読んだことがなかったら是非読んでみてください。