F4EJ/EJ改

とにかく、戦闘機といえばこのF4ファントムUです。50年代に開発された機体とはいえ、ちょっと跳ね上がった 主翼、インテークから排気ノズルへつながるライン、下へ22度の角度のついた水平尾翼(プラモを作るときには泣かされるが)など、どこをとってもナイスなデザイン。アメリカ海軍・空軍をはじめ数多くの国に導入され、最終的に5000機以上も生産された名機です。日本では1971年に導入され(下の写真がその初号機#301)現在でも防空の最前線についています。

そのような名機であるファントムにはいろいろなバージョンがあります。自衛隊が使用しているのはF4のE型のJapanバージョンです。それでF4EJなのです。さらに、F4EJを改良したのがF4EJ改です。この改良によってHUDがとりつけられるなどアビオニクスの変更で、コクピットはまるで別物のようになっています。現在ではほとんどが”改”となり、元々のEJは訓練時のターゲットの曳航などの任務についています。”改”との外観の見分け方は垂直尾翼のアンテナの有無などで見分けられます。暇がある人は本屋さんなどで間違い探しのようにじっくり見比べてください。まだ、他にも違いがありますから…。

とはいえ、航空自衛隊の主力要撃戦闘機はF15イーグルとなり、現在ファントムを運用しているのは三沢基地の8SQ、新田原基地の301SQ、那覇基地の302SQ、百里基地の401SQ、岐阜の飛行開発実験団(#301がおいてある)のみとなりました。実戦部隊のファントムは私の住む福井から遠い遠い基地にしか配備されていないのです。ちなみに8SQのファントムは97年に私の地元(県は違うが…)小松から移管されたものです。そのため、小松の航空祭などで豹のマークをつけた8SQのファントムがやって来たら、それは「おかえりなさい」なのです。

 

 

憧れのオジロワシ 302飛行隊

もうひとつのファントム RF

ファントムの思い出