RF4E/RF4EJ
これが、日本に配備されているもう1つのファントムが偵察機のRF4E/RF4EJで、百里の501SQに全機が配備されてす。これもまた、よく似た2つの名前ですが中身はまったく別物です。RF4Eは、ファントムをベースに始めから偵察機として生産された機体です。そのため、F4Eでは機首の下にあったM61バルカンほうが無く、その位置には偵察カメラが埋め込まれています。また、レドームのちょっと後ろの左右側面にもカメラがあります。(写真上と下。)
一方のRF4EJは、元々戦闘機として使われていたF4EJを偵察機として改造したものです。ただし、カメラなどの機器は内蔵されていないため、増槽タンクのように機外のポッドに吊り下げられます。そのため、偵察機としての能力は生粋の偵察機であるRF4Eにはかないませんが、そのかわり戦闘機としての能力は残されています。当然機首のM61バルカン砲も残されており(写真下)、実戦ではRF4EとRF4EJがペアを組み危険な偵察任務を遂行するとおもわれます。
私個人としては、このRF4EJのほうの精悍なスタイルが好きです。しかも、グリーン迷彩で(1機だけ試験的にブルーに塗られた機がある)とっても戦略機らしくカッコイイ。火山噴火などの時にも現場調査のために飛んだりするらしいので皆さんの近所で何かあったら空を見上げてください。