十日日(タシケント〜モスクワ〜ウラジオストックへ大移動の前半24時間)





Photo Time Report
6:00  いよいよシルクロード名物の48時間の大移動が始まりました。
 その地獄の行程を説明しますと...。
 まず、タシケントはウズベキスタンホテル、起床は明け方の3:30、ロビー集合は4:30、真っ暗なタシケントの街を駆け抜け、空港でチェックインが5:30、飛行機は7:00のモスクワ行きです。モスクワへ着いたら昼過ぎで、それからモスクワで昼食、半日市内見学した後、夕方19:50発のウラジオストック行きの飛行機で飛び、機中泊。
 ウラジオストック着が現地時間の午前11:35、それから市内で昼食を採って、出国審査の後、17:00発のソウル行き大韓航空でソウル着が現地時間の18:30、1時間の待ち合わせで19:30にソウルを発って、関西国際空港へ帰国するのが21:00、それから福井県の用意してくれたバスで一路福井へ向かい、福井駅東口着がだいたい夜中の2:30という、「誰が組んだんや、この日程」状態の飛行機乗りまくり日程が始まります。
 ちなみに写真は夜が明けてきたタシケント空港、大移動の火蓋は切って落とされようとしています。
14:00  モスクワについた我々は、今まで入ったレストランでは最高級のレストランへ連れていってもらいました。ウェイトレスさんの愛想はいいし、料理は最高においしいし、雰囲気も抜群。東京でこの雰囲気なら10,000円は下らないだろうと思うほど高級感溢れるこのレストラン。
 しかし、悲しいかな、団員の腹の中はそれどころではありませんでした。「まったなし」が約数名「さし込み」状態も数名、「弱っちゃうね、どうも」が数名という状態。せめて元気だった行きのモスクワでこういうところに入りたかった。という感想を述べる間もなく、団員はちらほらとトイレへ急ぐのでありました...。

16:00  豪華レストランの後、一行はモスクワ随一の繁華街「アルバート通り」へ繰り出しました。「モスクワの原宿」とも呼ばれる(呼んでますか?ホントに?)このとおりは、歩行者天国のいい雰囲気が出ています。道に張り出したカフェはパリのシャンゼリゼ通りを彷彿とさせ、通りの真ん中には大道芸人が思い思いの芸を披露しています。
 中でも目を引いたのが弦楽5重奏の一団と、似顔絵描きのおじさんたちでしょう。
 弦楽5重奏はビバルディーの「四季」なんかを淡々とやっていました。近くの音楽大学かなにかの集団でしょうか、すごく上手なのに感心しました。3曲くらい楽しませてもらって2ルーブル硬貨をヴァイオリンのケースに入れてきました。あれで2ルーブルはちょっと安かったかな?とちょっと後悔しています。同じ大道芸でも、弦楽5重奏というのがいかにもクラッシックの街、モスクワらしいですよね。
 そして、似顔絵描きのおじさんです。お代は100ルーブル、2,000円ちょっとです。団員のなかでも描いてもらっていた人が数人いました。これは正解でした。30分少々の時間でとってもうまい似顔絵を描いてもらい、最高のモスクワ土産が出来たと思います。話によると東洋人は似顔絵が描きにくいそうです。
 このアルバート通りは良いところでした。またモスクワに来たら立ち寄ってみたい場所の一つです。

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