2018.2
          



   生垣の雪
 
 今年は例年になく寒波が日本列島を襲っている。前回の寒波では、平日の午前中だけで30センチ以上積雪があった。屋根雪下ろしは必要なかったが庭木がやられてしまった。特に、北側の用水沿いの生垣が被害を受けた。積もった雪に雨が降り、貝塚伊吹が重さに耐えきれなかったようだ。3か所で10本以上が根元から傾いた。目立つ場所なので放っておくわけにはいかない。
 何とかしようと先日ロープをかけて引っ張ったが、とても一人では手に負えない。複数人で引っ張るか、あるいは動滑車かウインチを使って引っ張るしかないようだ。ここ2,3日はまた次の寒波が来ており作業が出来ない。今週末には一息付きそうなので、ホームセンターのムサシで道具を見てくるつもりだ。
我が家を新築した時に植えた貝塚伊吹である。30年の年月を経て今では立派な生垣になったが、このまま放っておけば生垣その物の存続にかかわってくる。早めの対応が必要だ。


   イギリス味
 
 イギリス味はレンジローバー車、ミニクーパー車、美味しい紅茶、タータンチェック柄、時代を越えていつまでも変わらないイギリスの良さだ。プリウスαも同じ仲間に見えないかな。少なくとも自分の車の好みの内外装はイギリス車風。乗り心地はフランス車風、ハンドリングはドイツ車風、信頼性は日本車風。それでいてラフな使い勝手はアメリカ車風なのが良い。
 アルファはどうだろうか。明るい内装はイギリス車風、乗り心地はほどほどの柔らかさを持っているフランス車風、ハンドリングは可もなく不可もない。信頼性はトヨタ車だからあるはず。こう見ると、100%ではないが9割方は好みに合っているかも。さらに、長い間の夢である超低燃費を実現している。スーパーシビックで12キロ、カペラディーゼルで12キロ。オデッセイで9キロ、レジアスで8キロ、アルデオで頑張って12キロだった。それが、同じような車格で20キロ走ってくれる。これだけでも夢のような車であると言える。
 それでいて、普通の車の様に誰でも乗れて、普通の車のように快適な移動が出来るなら十分じゃないですか。さらには、マニアとして十分語れるストーリーを持っている。これって、自分の好みにピッタリじゃないですか。それに、100%満足な車はすぐ飽きてしまうが、欠点を持っている方が飽きないともいう。欠点の多いアルファなんぞは多分そんな車なのであろう。


  生きていくということ

 何と気楽で何とも気持ちのいい時を過ごしている。雪が降れども、村道の除雪を考えることもなく、家の玄関先と庭木のことさえ考えていればいい。
 しかし、そういう状況でも心配事は起きてくるものだ。生垣の雪は絶えず払わなければさらに傾斜を深めてくるだろう。まつりの計画も立てなければならないだろうし、確定申告も心配の種だ。つまり、大きな心配事がなくなれば、その次の心配事が出てくるということ。心配事が全くなくなるということは、生きている限り有りえないということだ。
 人が生きていくということは、この心配事を解決して行く作業そのものなのかもしれない。心配事は生きるエネルギーの源と考えても良いはずだ。


  生垣引き作業

 トラロープ50mで850円、鉄筋10本1650円、手動1トンウインチ1980円、ワイヤー700円弱で総額5000円余り。これが、今回の積雪による生垣補修の経費である。ウインチとワイヤーは道具なので再利用できるが、トラロープと鉄筋は消耗品扱いだ。専門の庭職人に頼めば数万は下らないだろうから、この程度の経費で生垣が元へ戻るなら安いものだ。
 そして、日曜日の午前中に2時間ほどかけてあれこれ引っ張ってみた。孤軍奮闘したが元通りの綺麗な生垣までにはならない。冬の木はもろいので無理に引き起こせば折れてしまう。ウインチである程度引っ張って、見よう見まねでトラロープにて固定した。春になって枝に柔軟性が出てきたら、しっかり引っ張ってやるつもりである。今週の寒波でさらに積雪があっても、これだけ起こしておけば耐えられるだろう。
 最初は、ロープの結び方さえ分からず四苦八苦した。トラロープは摩擦が少ないので普通の結び方が利かない。ロープワークを勉強しておかねばダメなようだ。ウインチの使い方も慣れてきたので、次回はもう少し効率よく作業ができるだろう。面白みが出てきたので春になるのが楽しみである。


   万能車かな
 
 丁度良い大きさ、丁度良い排気量。軽量のコンパクトカーでは乗り心地に難あり。荷室の大きさが小さく、ミニキャンパーとしては使えない。これ以上大きいと駐車場などでの取り回しが悪い上に燃費がかさむ。
 形は使い良さに定評のあるステーションワゴン型。ミニバンとコンパクトハッチバックに駆逐された感があるが、まだスバル系やトヨタに残っている。乗り心地が洗練されているセダンも悪くないが車中泊は無理。最近はミニバンという選択肢もある。レジアスはボディがしっかりしていたものの、如何せん燃費が8キロ台だった。今の時代に気軽に乗れる燃費ではなかった。
 メーカーは世界のトヨタ車。信頼性工学で練られた車は想定範囲なら故障は極めて少ない。前輪駆動はベストではないが悪路走破性と燃費のバランスが丁度良い。四駆では燃費が落ちるしFRでは雪道が走れない。動力はエンジンとモーターを組み合わせたTHSUシステム。初代プリウス以来10数年の歴史を持ち、それなりに使えるシステムになっている。まだ開発途中と言えるが、燃費は目標の普通車の2倍を達成している。2リッター車なら10キロ程度だが、THSUなら20キロは走る。
 信頼性はよく分からない。海外のタクシーでは50万キロ、100万キロ走った個体もあるようだ。うまく行けば、普通のガソリン車以上の距離を走ってくれる。ただ、バッテリーとかウオーターポンプなど不安要素もあるので、普通車より信頼性は落ちるというべきだろう。内装は定番のアイボリーホワイト。これ以外は自分の選択肢にはない。グレー、ブラック、グリーン、ブルー。色々乗ったことがあるが、どれも長続きしていない。温かさと品のよさでベージュ系あるのみだ。まあ、良い所はこれぐらいかな。
 60代半ばが乗るにはまずまずの風格を持ち、遠乗りできる走行性能とボディを持っている。それに、気軽に普段使いできる燃費性能と静けさを持つ。ベストではないものの万能車と言えるのではないだろうか。


  9700とRX100

 ニコンの9700は良いカメラであるが、等倍で鑑賞する画像ではない。ノイズがあるようだしクリアでもない。1000万画素ぐらいに落とせばそれなりのクリアな画像が得られる。画像を楽しむカメラではなく生活に必要な画像を得る実用カメラといえる。ただ、望遠性能はきわめて高く、遠くの被写体を的確に捉えることが出来る。これはこれで唯一無比の価値がある。
 ソニーのRX100は等倍に伸ばしても十分鑑賞に堪えるカメラであり、隅々までしっかりとした画像を提供してくれる。実質的に1500万画素程度の広い画像を手に入れることが出来る。詰め込まれた情報量は9700に比べれば格段に多い。光量の弱い夜の撮影も得意。明るいレンズとノイズの少ない高いISO感度で、多彩な夜景色を記録することが出来る。コンデジというより、実用範囲のズームレンズを付けた小さな一眼レフカメラとみても良い。
 9700は望遠機能を備えた実用カメラ。RX100は高度な描写能力を持った携帯機能に優れた趣味カメラといえる。この2台は守備範囲が全く違うので住み分けができる。キャノンの一眼レフは動きのあるポートレートや接写など、それに柔らかい空気感が欲しい時には出番があるはずだ。


   三〇豪雪

 今年は大雪かも知れない。前回の寒波では50センチ近く積もったが、1週間ほどでほぼ消えてくれた。今週の寒波は雪が連続的に降り続き、現在の積雪は1メートルを超えている。JR北陸線と越美北線は共に運休だし、バス路線も全路線運休状態である。国道158号線はかろうじて空いているが他の道路は一本道だ。定時に職場へたどり着けた人は少なく数人だったようだ。遅刻者や年休取得者が続出したが、窓口のお客さんもゼロなので何とかなっている。ただ、除雪の電話が何本もかかってきていた。これも、除雪車はすべて出ているので今すぐ如何こうできるものではない。
 テレビの情報では、雪の降り方が三八豪雪に似ているという。積雪は1メートルを超えているが寒波はまだ抜けていない。この後2メートルぐらいまで積もる可能性も否定はできない。三八ならぬ三〇(さんまる)豪雪に既になっているのかもしれない。


   150センチの積雪
 
 ついに積雪が150センチに迫ってきた。昼夜を問わず降り続く雪はついに積雪140台の後半まで来た。数年に一度という大きな寒気団が日本列島を抜けられずにいる。朝空けた雪道があっという間にふさがっていく。除雪体制も追い付かずほとんどの道が一本道になっている。
 小中学校は火曜日から4日連続で休校が続いている。ゴミ収集も今週一杯回収を中止にしている。坂井市付近の国道8号では1500台が立ち往生し、二日以上止まったままだ。物流が滞り、スーパーマーケットやコンビニに食料が届かず、棚の多くは空になっている。ガソリンスタンドでは石油製品の供給がなく、10リッターずつの制限販売している。中には閉店したスタンドもあるようだ。このまま物流が止まった状態が続くと、市民の生活に影響が出てくる。今週の土日には回復してほしい。
 地域では、細い道の除雪が出来ていないほか、ふれあい会館の屋根の雪下ろしが予定されている。日中に動ける人は自宅の屋根の雪下ろしを始めている。介護サービスも機能していない。送迎が出来ずデイサービスを利用できないお年寄りが出ている。学校も休校中なので、子供たちも家の中から動けないでいる。
 今週の金曜日には晴れ間が出るというので一息つくだろう。供給が出来なかった食料や燃料もこれで補給が出来る。小中学校やゴミの回収は来週には平常に戻るだろう。今週の週末は、家の周りの除雪に明け暮れることだろう。


   やっと一息
 
 国道8号の立ち往生は木曜日の深夜に解消した。北陸自動車道は大型トレーラーの事故で通行止めだったが今朝復旧したという。金曜日の今日は、朝から高気圧に覆われ久しぶりに晴れ間が見えている。止まっていた物流はこれで再開されるはずで、市民もほっと一息つくだろう。
ただし、明日は気温が上がって雨になるという。降り積もった雪に雨が降るのは良いことはない。我が家の生垣は前回の大雪後の雨で傾いてしまった。重量が増すので屋根雪や庭木の雪は早急に下ろす方がよかろう。
平日に働きに出ている人は土日しか動けない。この晴れ間が週末まで持ってくれるとありがたいが予報はそう伝えていない。


  疲れが溜まっている

 もう、疲れてきた。今週初めから降り続いた雪にも飽いた。1000円以上下げている世界同時株安も面白くない。体調だって全面回復とは言っていない。いつ再発するのか分からない。ガンは完治がないそうだ。医学的には小康状態を保っているという言葉を使う。
 3月一杯で仕事を終えるが、国内旅行も海外旅行もそれほど興味をそそらない。油絵だって描く気もしない。車さえ、どうでも良くなってきた。


   ツアー予約
 
 この春は東南アジアへ行こうと考えていた。台湾へ行くつもりで旅行社を訪れたが、カンボジアのアンコール・ワットツアーがよく似た経費だったのでその場でこちらに決めた。
 その時は何も知らなかったが、あとで調べれば色々と気なることが出てきた。一つは、国民所得が極端に低いことと治安がそれほど良くないことだ。長い間内戦が続いていたが、現在は収まっているという。街中を歩くときは気を付けなくてはいけないだろう。我々が宿泊するシェムリアップはそれほど悪くないということと、すべてツアーで動くので何とかなるかな。
 それに、上海での乗り換えが面倒そう。関空や成田からでは問題ないのだが、小松空港からでは一度中国へ入国しなければならないとネットに出ていた。旅行社の説明では入出国を伴う乗り換えは無いということだったから、少々話が違う。今旅行社に問い合わせしてもらっているところだ。それに、利用する中国東方航空の信頼性が今いちだ。遅れがちだというからこれも不安の一つだ。どうなることやら。所詮旅なんでこんなものだろう。


   除雪機
 
 除雪機は我が家に入らないと考えていた。初期投資と維持費が掛かるし、我が家では飛ばすところがないからだ。でも今年は違う。これだけの降雪量があると手での除雪は限界がある。連日の除雪作業で体も言うことを聞かなくなってきた。別宅の除雪は全く手を付けていないので、軽トラックが使えない。近所でも、除雪機を所有しているお宅がボチボチ増えている。そろそろ所有する時期に来ているのだろうか。
 ホンダのラインナップの中には20万円台前半の機種もある。これぐらいの価格なら、10数年使えば年間1,2万円程度の原価償却費になる。それほど大きな負担ではないし、税金や保険は掛からないので、それらの維持費はいらない。精々キャブのメンテナンス程度だ。もう今冬はどうもならないので、秋までには購入を考えたい。除雪幅が60センチぐらいで価格は25万円ぐらいまでであろう。40万、50万円まで出す気はなく車のオプション程度の感覚で手に入れたい。


  春の兆し
 
 カチカチに凍り付いていた道路も、ここ二、三日の好天でいつの間にか路面が乾いている。白一色だった山の杉林も赤っぽい緑色に戻っている。ガラガラだったマーケットの商品棚は一部の空棚が残っているがほぼ以前の様な品数に戻っている。ここ2週間ほど降り注いだ雪で大混乱だった物流もやっと落ち着きが戻ったようだ。人の背丈ほどなっていた屋根下ろしの雪は次第にその嵩を低くしている。ここへ来て、やっと春を感じることが出来ている。何とも有り難いことだ。
 運休になっていたコミュニティバスは来週辺りから再開できそうだ。雪が降ってから村中の除雪が完全でなくバスが運休になっていた。お年寄りや車がつかえない人にとっては待望の足になるはずだ。あれほど大変だった雪への対応が、今ではあれは何だったのだろうかと思えるほどだ。季節の移り変わりというのは、大きなエネルギーの変化の下で動いているということを実感している。


   乗り換え不安
 
 来月カンボジアのアンコールワットへ行く予定だが、上海経由の中国東方航空を使うことになっている。乗り換え情報を得ようとネットで探せば、小松発で上海へ入る場合入出国手続きが必要とある。勝手の分からない空港でスーツケースを貰ったり預けたりするのはとてもじゃないが面倒だ。旅行社へ問い合わせれば、スルートランスファーであるという。つまり、チケットを見せれば本人だけの乗り換えで済むということだ。これならまずは安心というところだね。
 30年ぶりに訪れる上海空港は、すべてが新しくなっているようだった。ネットの画像を見ればまるで関空のような近代的な建物であり、今風の雰囲気が伝わってくる。使い易そうだが表示が全て中国語であり、下に小さく英語が掛かれているのみだ。係員に日本語が通じるかも不明だし多少の不安はある。まあ、行ってみようじゃないの。


  春になりますね

 これで、春になりますね。柔らかい日差しが窓から注いでいる。150センチ近くあった積雪も今では50センチ程度になっている。今日は既に2月の26日。いつの間にか春になっているということだろう。
 ただ、畑はまだ厚い雪に覆われている。普段の年なら3月のお彼岸にはジャガイモを植えつけるのだが、今年はまず無理で4月になるはずだ。ダイコンも完全に雪の下で場所さえも分からない。ここ2,3年、玉ねぎの塔立ちに悩まされたが、今年は全く逆。雪の期間が長すぎて育ってくれず、消えてしまっているかもしれない。
 それでも、陽気はすでに春。畑や田んぼの残雪は、2月末の陽の光を受けて眩いばかりに輝いている。雪の下では草木の小さい芽が春の準備を終えているはずだ。大雪の年でも月日が経てば春になっていく。本当にありがたい事だね。


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2018.3


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