サードハワイ(2001.4月10日〜16日)
2001年の4月、三回目のハワイとなった。当初、アメリカの西海岸へ行く予定であったが、腰を痛めたため距離的に近いハワイへ変更。そのため、7日間という長めの旅行になった。ホテルはハワイアン・ワイキキ・ビーチホテル。三度目にやっと利用できたビーチ近くのオーシャンビューのホテルだ。東海岸の予算をそのまま当てはめたため、少々リッチなホテルとなった。プールがあり窓からワイキキビーチが見下ろせるのは、何とも贅沢な気分だった。
1日目はまず、アロハ・タワー・プレイスの横に係留されている帆船の見学だ。前から気になっていたので見ることにした。その後は、バスにてビショップ博物館へ行く。ハワイの文化的なものや王室の事、伝統的なフラダンスも実演していた。説明は日本語だったのでよく理解できた。ハワイへ来たなら一度は訪れて見るべきだろう。帰りはダウンタウンを散策しながら戻ったような気がする。
2日目はワイキキにあるカピオラニ公園にて毎週開かれているフラダンスショーを見に行く。カメラのコダック社が主催しているもので長い歴史を持つ。野外に見物客用の客席が設けられヤシの木をバックに芝生の上で公演される。賑やかだし、観客の巻き込んでのショーはなかなか良いものだった。ただ、その後コダック社の経営が思わしくなく、数年後には廃止され今は見ることが出来ないのは寂しい。
その後はワイキキ水族館へ行く。小さな水族館であるが、ハワイ周辺で生息する魚たちやアシカが展示されていた。地元の子供達や家族連れが訪れ、休日を楽しんでいた。昼は、オリオリトロリーでアラモアナ・ショッピングセンターへ行く。ピザの店でピザパイとビールで昼を摂ったが、アメリカで食べるピザは本当にうまかった。その後、旨いピザを食べるたびにこの店を思い出す。
夜は、「マジック・オブ・ポリネシア」の見学だ。日本人が主演しているマジックショーであり、それなりに楽しめた。ただ、撮影が禁止されていたためアルバムや動画に残っておらず、ショーの詳細な記憶が定かではない。
3日目は海岸中心になった。バスで「シーライフパーク」へ出かけイルカショーを見る。日本の水族館とは趣が違い、入場者が参加できる催しが多かった。イルカショーは太平洋の大海原をバックにした素晴らしいものであったが、時間の関係で半分ぐらいしか見られなかったのは残念であった。
その後は、ハナウマ湾で海水浴。火山の火口の後らしく、丸い湾になっており美しい湾である。ただ、観光客や海水浴が観光地化されており日本の海水浴場の雰囲気であった。早朝、人気が居ないときに訪れると良いのかもしれない。
4日目はハワイ島のワンデイツアー。ホノルル空港からハワイ島まで飛行機で飛ぶ。アロハ航空の小さな飛行機だったが、搭乗もアナウンスもすべて英語でアメリカにいることを実感されられる。機内から眺めるハワイの各島々は、いろんな地形が見られて良い勉強になる。
空港からは日本人女性がガイド案内する乗り合いバンに乗って島を巡る。ヒロの街並みは、西部劇に出てきそうな古い町並みであり、興味深かった。キラウエア火山で上る途中には蒸気が吹き上がっている場所を見学。火山であることを実感する。頂上付近の展望所で大きなカルデラを見学するのだが、そのスケールの大きさに驚く。そして、見渡す限り人家が見えないのもアメリカ的。火口の縁まで近づけたのだが、地熱のため靴底が熱くなる。日本ではこのような経験はなく、いまだに靴底に伝わる温かさを思い出す。
途中、コナコーヒーの専門店に立ち寄る。コナコーヒーはハワイの名産品の一つだ。一袋買い求めたが、今のハワイの人件費では製造コストが高くなるようだ。帰りはまたヒロの空港を利用。国際空港とは違って、何とも穏やかなバスターミナルのような雰囲気が漂っている。地元の人が日常的に使う空港であり、こういうのも良いなあと思わせる。ハワイ島はオアフ島と違って、雨量が多く落ち着きがある。日本人からの移民も多くヒロの街の名はは広島県のヒロが由来とも聞いている。
5日目はダイヤモンドヘッドへの登山だった。バスで火口の中の登り口までいって歩いて登る。さすがにハワイを代表する観光地で有り、訪れる人も多い。火口にはアメリカ軍の基地があり、軍の車や人影が見えた。展望台が昔は軍の見張り台にもなっていたようだ。それほど広くない頂上のデッキからは、ホノルルの街やワイキキの海岸が一望できる。少々の体力は必要だが、一度は訪れて見る場所であろう。
昼はワイキキのレストランで軽い食事を摂った。ファーストフードとビールを飲んだような気がする。日常的に賑わうワイキキビーチを眺めながら昼の食事が出来れば最高と思わせるものがあった。夜は、大型船「スター・オブ・ホノルル」にのってサンセットクルーズ。以前に小さな船でクルーズをしたが、今回は大型船である。食事も出し物も本格的なものであった。沈む夕日に合わせたクルーズで幻想的な雰囲気を味わえた。
最終日の6日目は空港発が朝の10時45分。朝食後はそのままホテルを後にして空港へ向かった。