越前藩主松平公のお膳

江戸時代の龍泉寺は、通幻派の修行道場の他に、本多家の菩提所、そして徳川家康・秀忠・結城秀康三木像を安置している所でもありました。
その故に、本多家のみならず越前藩主や家臣なども多く参詣に来られました。
その際にはゆっくり休憩され、また会食をしながら藩政を論じたり清談を交わす場所にもなっていたようです。ですから寺には数多くの殿様専用のお膳や食器類が備えてありました。現在は写真のような松平家のお膳(三つ葉葵紋)と本多家のお膳(立葵紋)、おひつなど、また硯も伝わっております。

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