Report
まだ油が漂着していない鷹巣海岸
絵はここからもらいました。

芦原-波松海岸の様子
報告 Hiroto Kawai('97.1.16)



 芦原町の波松海岸には、砂浜に固まりかけた重油が散乱してます。昨日はここで作業していました。

 現状は、海岸線からかなり離れた安全なところに餅状の重油が散乱していました。約四〜五分、手による撤去作業をすることでバケツいっぱいたまります。回収用のドラム缶は、30から40メートルおきにおいてあり、県の回収車が回っています。こちらへ行く場合には念のため袋を持って行っても良いでしょう。

 2人で実質5時間位の作業でしたが、海岸線にしたら40〜50メートル位は回収できました。しかしご存じの通り、あの長い海岸線、状況を考えると、一晩で新たにこれだけ漂着しているのですから、満潮になれば又たまるのでしょう。ボランティアには2〜3人位から可能ですが、数日おきに大量の人手を投入して、一気にやるのが有効だと思いました。

 砂浜でならカッパも袖口が汚れる程度で、何度でも使えます。しかし、バケツとゴム手袋は洗ってみましたが、ほとんど使えなくなります。新しいのを買っても、それは家で使ってるのと交換して古いのから使いましょう!




 ついでにわたしのことも書いておきますと、昨日は最前線安島へいく予定でしたが、NVNADのホームページで、朝、この日15日の作業が中止になったことを知り、行くのを見合わせておりました。(別に対策本部が中止にしても、どこかでやってるだろう漁師さんの所へでも行ってお手伝いすれば良かったのですが...)

 そして、昼過ぎに再びNVNADのページをみて、ドルフィンプロジェクトというのが始まっていることを知りました。(ご存じでしょうが、これは、安島の近くにある越前松島水族館のイルカプールに油が流入し始めていることから、イルカを守るために24時間体制でプールに浮く油膜をすくい取るという作業です。)これは24時間体制なのでいつでも行けば手伝えるのではないかと思い、駆けつけたのですが、本部で受け付けをしてみると、深夜から明け方までの人員は欲しいが、日中、夜の人員は一応ローテーションが組めているので、今のところは必要ない、とのこと。

 それでも、せっかく来たから、一人増えてもいいのではないか、やらせて欲しい、と言ったのですが、ダメだと言われまして、しかたないので、何かほかにすることはないかと聞いてみたところ、物資の整理ができていないのでやってほしいと言われ、物資整理を少しやってきました。

 なかなか人を効率よく使うというのも難しいことだ、と、三国をあとにしました。


その後の報告

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