実に単純な算数の問題です。お店でのある商品の今年の売上が前年比8割になったとして、そのお店が翌年に売上を昨年の水準に戻そうとした場合、このお店は翌年果たして何%増しの売り上げを挙げなければいけないでしょうか。答えは今年の売上の25%増しです。じゃあ昨年から今年にかけて2割も売上が減った、いわば明らかに人気に陰りが出た商品が、そんなに簡単に前年比25%増しも売れるのでしょうか。答えは多分「No」でしょう。まあ実際問題として、翌年は今年と比べて同額にできればかなりのお手柄ではないでしょうか。 さて、ではある商品が3年連続で売上が前年比8割になったとして、果たして4年目にはピーク時の何%程度の売上があるのでしょうか。答えは51.2%。つまり3年前の半分しかありません。売上が5割という事は当然粗利も5割。しかしお店の維持にかかる経費は売上減でも5割にはならないので、実際にお店が手にできる利益は相当な減収になるでしょう。さすがにそうなると、お店としてはその商品に見切りを付けざるを得なくなる。そう考えるのが普通は自然な流れです・・・とまあ、この先私が何を言いたいかは分かりますよね。
あ、今回の日誌から“表情アイコン”なるシステムを取り入れました。まあ既に多くのWebサイトで行われている事なので、今更説明の必要はないだろうと思います。今回は初めてなのであえて“笑顔”を使わせて頂きましたが、これからは心底笑顔で話ができる話題が多いといいのですが。