所詮は身内ネタ( 2003.12.23 )
 いやあ、それにしても最近の Magic には、見事なまでに話題がありませんね。 (^^; 確かに一部の競技プレイヤーはFinalsの話題で盛り上がっているように見えるのですが、そういう話題はその他多くのデュエリストには蚊帳の外ですし。(毎度ながら「予選でどんなデッキが勝ったか?」だけは話題になるみたいですけど。でもそういう話題が出る事で普通に Magic を遊ぶ上での弊害が出ている以上、果たしてそういう話題が盛り上がる事が本当に良いのかという話もあります。)あとトークンキャンペーンもなんかインパクトに欠けるというかマンネリ化しつつありますし、例のアンケート企画にしても・・・。何よりもいつもの調子(=企画終了から賞品発送までがとにかく遅いHJの体質)で、2月下旬とか3月辺りに“スノーボード”をもらってもしょうがない気がするのですが。 (^^; とにかく Magic を遊んでいない人達に話題にしてもらえるネタがない・・・まあ、それが今に始まった話じゃないのは、それこそ皆様ご存じの通りなんですが。

 私個人は今の事態を、それこそ去年(2002年)11月の時点で予見していたりします。実際に色々な形で警鐘のメッセージも送ったつもりだったんですが、予想通りWoCやHJはほとんど何にもしないままこの時期を迎えちゃったという感じです。遊戯王OCGが欧米で飛ぶ鳥を落とす勢いのヒットを続け、デュエル・マスターズが日本国内だけの販売で全世界での Magic の売り上げに匹敵するシェアを獲得しつつあるのとは、かなり対照的な気がします。これじゃあどっちが“元祖TCG”なのか分かったもんじゃないでしょう。

 あと最近思うんですけど、どうも Magic の売られ方には“メリハリ”が無い気がしませんか。例えば年末のおもちゃが売れる時期に合わせて特別商品を出すとか、販売している各国の事情(休みとか主たる購入者層の経済事情)に合わせたパッケージ商品を出すとか。そういう創意工夫すら Magic はほとんどしていなくて、相も変わらず(ある意味で Magic 衰退の原因とも思える)競技イベントにしがみついている。なんかここまで来るとある意味滑稽にすら見えてしまうのですが、それで被害を被っている販売店やデュエリストはたまったもんじゃないでしょう。

 プレミアイベントや従来のプレゼント企画が、もはや Magic の拡販にはほとんど何らの貢献もしていない。それは既に歴史が証明している歴とした事実なのです。そういう現実を誰でもないメーカーや代理店が見ていないのですから、さすがにそれで Magic の衰退傾向を止めるのはもはや不可能なんじゃないでしょうか。しかもそんな中でWoCは Magic をオンライン化してユーザーを分散させ、それで成功してくれるならまだしも、あのようなトラブル連発の体たらく振りですから。 (^^; やはりこの辺で誰かが今の流れを変える突拍子もない変革を起こさない限り、どう考えても Magic はこのままじり貧でしょうね。ただし、それに関して実は“ある動き”が・・・あ、これまだ書けないんだっけ(笑)。まあ今回のところは「ひょっとすると来年辺りに、より Magic プレイヤーの側に立った、日本国内での Magic 復興に寄与する、全国的な大規模イベントが展開する可能性があるよ。」という辺りで留めておきましょうか。来年になって「ああ、あの時あいせんが言っていたのはこの事だったのか。」と思ってもらえるような、うれしい出来事が実際に起こってくれるといいのですが。




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