ちょっとゲスト板で出た問題についての最終的な反論、そうご理解頂ければ良いかと思います。 例えば自分が愛読しているマンガ雑誌の、更にその連載の中で一番気に入っていた漫画家が、ある日突然編集部から解雇を言い渡されて雑誌を去った。しかもその理由が連載の人気低迷といった明確な物ではなく、単に“編集部の意向にそぐわない”という何とも納得できない物だった。そうなったら皆さんはどうされるでしょうか。この件に関して私はどうするかと言えば、まず真っ先にやるのは“そのマンガ雑誌を買わない”事になると思います。しかし同時に“その漫画家の復帰を色々な形で訴える”という事もやるだろうと思います。場合によっては不買運動を起こす事まで考えるでしょう。そして私は実際に今までそれをここでやって来た。言ってしまうと話はそれだけのことなんです。
私自身以前から表明しているように、例えば NeNe Thomas さんのイラストにしても、そのすべてを無条件に好んでいるという訳ではありません。ですから NeNe さんから100枚以上のアーティスト・プルーフを譲り受けた際も、私はそれを転売もせずに、ほぼ無償に近い形で皆さんにお配りしたはずです。それは“自分以上にそのプルーフを欲している人の手元に渡したい”という願いからでしたし、恐らくは NeNe さんもそれを望んでいただろうと思ったからです。そしてそういう様子をご覧になられて、多分多くの方々が「ああ、こいつは心底 NeNe Thomas というイラストレーターが好きなんだな。」と感じて下さったと思います。
今回話題になった Rebecca Guay さんの件ですが、私の基本的な考えは「 Magic の復興には Rebecca Guay さんの力が絶対に必要だ。ましてやこんなに人気イラストレーターを粗末に扱うゲーム(あるいは企業)に未来は決してない。」という事です。私はこのまま Rebecca Guay という逸材が Magic を去り、それが1つの理由になって Magic が更に廃れるのが心底嫌なのです。だって今後 Rebecca Guay さんが例えば米国において他のゲームで大活躍したとしても、下手すると日本にいる私には満足にその製品を手にできない可能性もあります。その点 Magic なら(まだ今のところは (^^; )日本で簡単に手に入りますから。しかも画集とか書籍を買うのに比べると、かなり手軽に手が出せますし。
それと根本的な話、私自身WoCやHJに対する不信感というのは今や決定的になっています。そういう人間に、WoCが版権を持ちHJが日本語版を出している別のゲームを勧めるというのは、そもそも感覚がおかしいんじゃないかという気がするのです。 (^^; 最初に書いた話で言うと、普通はそんなマンガ雑誌編集部は信用できなくなって当たり前で、それこそその編集部が所属する出版社が出している書籍全般すら買わなくなって自然です。例えその会社が出している別の出版物にお気に入りの漫画家がマンガを描いているとして、それを買う事は結果として出版社がその漫画家をマンガ雑誌から外した方針を認めた事になります。少なくとも「買いました」という意思表示をおおっぴらにやる事はしないでしょう。その瞬間に私はその出版社に負けた事になりますから。しかも日本語版の某TRPGは現在遊んでいる人間から見ても、まあ内容や価格の面において色々な意味で不満の多い代物のようです。(私自身も素人ながら現物を見てそれは痛感しました。)それを安易に人に勧めちゃうというのは、私に言わせるとそれこそ「あなた、ちゃんと現実を見てませんね?」という感じです。ひょっとしてその勧誘の目的は別にあったんじゃないか。そんな勘ぐりすらしてしまうのです。例えば「もうこいつに Magic の話はさせたくないから・・・」とかね。
私が NeNe さんや Rebecca さんのWebサイトを見てその美麗なイラストに溜息をついている。そんなの皆さんにとっては何の関係もないし興味もない話でしょう。だからそういう話はあまりおおっぴらに書かないだけです。でも日本国内での Magic の衰退は、今現在も多くのデュエリストや販売店が泣きを見ている現実です。それを何とかしたいからここでは大きく取り上げている。話はそれだけの事なのです。私自身、もうとうの昔に Magic というゲームからは身も心も遠く離れてしまっています。ただそれで投げてしまえない事情や心情があるから、こうやって色々身もだえしながら意見表明を続けている。それだけの話なんですよ。あと私自身“牛姉コレクター”は今も続けている訳で、日本から Magic の火が完全に消えてしまうのは、それはそれでそれなりに困るのです。 (^^;
それと繰り返しになりますが、あまり私には馴れ馴れしく話しかけないで下さい(笑)。別に見ず知らずのあなたの意見など聞かなくても、私が出した意見を読んで賛否両論有意義なご意見を下さるブレインは、私の周りにはそれこそ大勢いらっしゃいます。そういうコミュニティに参加してこの場を借りて自分の意見を世に出したい。そういう方はいくらでも歓迎します。ただしそれには何よりも“ここでのしきたりや礼儀”を守って頂くことが最低限の義務になりますので、その辺を十二分にご理解いただいてご参加いただければと思います。 m(__)m