難しいとは思いますが…( 2004.1.12 )
 うちでは何度か日本や世界レベルでの Magic の衰退、その現状認識についての議論が起こっています。ただ私が提示した資料やデータについて、 Magic の衰退を否定される立場の方々がことごとくその内容を見ないようにされている。どうも私にはそういう印象が拭い切れません。で、同じ発言やコンテンツ内にある全然別の話に食ってかかって、肝心の衰退論については触れないようにしている。そんな感じなんですよね。あと一部の方は、私が提示した資料には見向きもされずに「いや Magic は衰退なんかしていない!」と断言されていますし。でも誰でもないWoCの関係者が、昔に比べての Magic の市場規模縮小を口にされているというのに、なんで一般ユーザーがそこまできっぱりと否定できるのでしょうか(笑)。

 それでなのですが、今回私から・・・

皆さんがそこまできっぱりと Magic の衰退を否定される、
その根拠となった資料やデータを是非とも教えて下さい。

 ・・・という呼びかけをしてみようかと思います。もしその内容が私が持っている( Magic 衰退論を肯定する)資料に匹敵する信憑性のある物でしたら、私としてはここで広くご紹介して「ああ、なんだ。 Magic って全然大丈夫だったんだ。」と安心したいんですよ。あとそういう資料をご提供頂いた方には、逆に私が持っているすべての資料やデータをお渡ししてもいいと思います。お互いのデータを組み合わせる事で新しい事実が見えてくる事もあるでしょう。

 ただ既にご紹介している通り、私が手元に持っている Magic やTCG市場に関するデータというのは、かなり広範囲に渡っている上に内容がそれなりに緻密です。しかもHJやPHの毎年の売上額も、それこそ Magic が発売された1996年からしっかり取得してあります。HJに出された公取委勧告のコピーを保存しているなんて、今時一個人としては私位じゃないでしょうか(爆)。ですから「どこどこの小売店ではここ最近 Magic の売上が増えている。」程度の内容では到底満足しませんよ。というか、まあ恐らくそれをご覧になった大部分の方が納得しないでしょうし。 Deck Express や Duelist JAPAN が事実上廃刊され、渋谷のセンターが閉じて以来代替施設の開設も発表されず、そしてコンビニを始めとする多くの販売店が Magic の扱いをやめている。一般のデュエリストが現実に目撃しているこれだけのマイナス要因を払拭するだけでも、それこそかなり精密で内容が信用でき、しかも多くのデュエリストが Magic の将来に希望が持てる内容でないとダメでしょうね。

 昨日書いた日誌の冒頭内容の補足にもなるのですが、実際に衰退している遊びを「衰退してるぞ!」と言うのは実は簡単なんですよ。 (^^; (ただし裏付けを取るのはそれなりに大変なんですけど。)しかし逆にそれを「いや、そんな事は断じてない!」と否定するのはかなり困難なはずです。実際だからうちに来られて私に問答を仕掛ける方々は、私が言う衰退論そのものにはほとんど言及されないのだと思われます。(昨日私があれだけ詳細な返信を書いたのは、そういう問答を正面から受けて立つ意志のある方が現れたと私が判断したからです。)ただ昨日私は、自分はそういう問答において「負けていない」と書きましたが、だからと言って私が「勝っている」訳でもありません。 Magic が衰退すると予言してそれが現実になった。そんな問答に“勝者”なんていないですし (^^; そんな事で私は勝者になんかなりたくないです。

 勘違いして欲しくないのですが、別に私は収まりかけた騒動に再び油を注ぎたい訳ではありません。ただ純粋に「日本や世界の Magic が安泰であるというデータをもらって安堵したい。」そう願っているだけです。




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