志を継ぐ者( 2004.1.19 )
 まずはご報告から。先日の掲示板での問答&その後の呼びかけについて、現在までに私の手元には1通のメールも届いていません。掲示板を荒らすだけ荒らして後は知らん顔。こういうやり取りは今に始まった事ではないので (^^; 私自身は今更驚くような話でもないのですが。ただ申し訳ないですが、さすがに掲示板利用規約の1つも守れないような方が、この手の議論で満足な意見を発言して下さるとは、私にはちょっと思えなかったりもするのですが。

 さて本題。去年日本では松井秀喜選手のMLBでの活躍が話題になりました。私はどちらかというとイチロー選手の方が好きなのですが (^^; それでも松井選手の活躍は気になりましたし、実際私の周囲でも随分と話題になりました。あとサッカーでは今や随分多くの選手が海外で活躍するようになっています。ところがそういう選手の活躍振りとは相反するように、日本のプロ野球やサッカーは人気低迷とか人材不足といった問題に直面しているようです。

 確かに現在活躍しているスター選手はそういう環境の中から生まれました。しかしだからと言って日本の野球界あるいはサッカー界全体が凄い訳じゃない。いや、下手するとそういうスター選手は別に日本にいなくてもスターになっていたかも知れなくて、たまたま生まれ育った国が日本であっただけだ。 (^^; そう見て取れない事もないのです。だって実際問題の話、今やそういうスター選手の多くは日本での活躍を最終目標にしていないじゃないですか。むしろ“日本国内での成功は本当の意味での成功ではない”という意識の元に、より大舞台を求めて海外に出ているんですよね。

 海外で日本出身である特定の選手が大活躍して好成績を残す。これは(それ単独では)決して日本での競技全体がレベル向上した成果とは言えないのです。それは多分誰でもない、その活躍した選手本人が感じているはずです。そしてそのスーパースターは多分我々にこう言いたいんじゃないでしょうか。「俺が頑張っている間にこの話題を起爆剤にして競技を盛り上げ、早く俺に続く選手を大勢世界に送り出してくれ。」って。そしてそれが実現して始めて、その競技が本当の意味で大成したと言える状況になるのではないか。私個人はそう考えます。

 ・・・まあ競技のレベルを向上させて、本当の意味での世界レベルの競技プレイヤーを育てようと思ったら、何よりも日本でのその球技なりゲームなりの知名度や人気度が世界レベルにならなきゃお話にならないと思いますが。しかも野球やサッカー辺りは頑張っているのに思ったような結果が出ないのに、ましてや競技を推進する組織が頑張っていない状態では到底結果は出ないでしょうね。 :-P




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