MEET YOUR DELIGHT( 2004.3.15 )
 最近JTの広告がかなり興味深い内容になっています。

 ここ最近タバコは健康被害といった面から忌み嫌われる傾向がありますが、同時に喫煙者に対しても同様の視点で見る人が増えています。最初は単に“自分の健康に興味がない人”という捉え方だったものが、最近は“他人の健康を脅かす存在”という見方まで出てきているようです。そして多くの公共機関で喫煙者の隔離、あるいは締め出しが始まっています。

 そういう喫煙者が嫌われる要因の1つに、喫煙者自身のマナーやモラルの問題がある。これはかなり以前から言われている話なのですが、実際問題として喫煙者自身にその辺の認識が薄い人がまだいる。しかしこのままでは本気で喫煙者には市民権が無くなり、それによりたばこ産業が更なる縮小、あるいは消滅の危機にさらされる。そういう現状に少しでも歯止めをかけよう。JTの思惑はその辺りにある気がします。

 心ない少数の喫煙者の悪評が、多くの喫煙者全体の風評低下を招いて形見を狭くする。こういう事例は世の中にはその他いくらでもあります。また嫌煙権を提唱して喫煙者を撲滅しようと目論む方々が、そういう事例を引き合いに出して喫煙者を攻撃するというケースもあるでしょう。JTは自身のサイトで、タバコを“昔から伝わる大人の文化”と位置付けています。これだけの逆風の中で、本当の意味でタバコを文化として定着させたいのであれば、まずはそれを嗜む1人1人がそれを認識し、自らの行動を考えるべきなのでしょう。

 ちなみに私個人は、仕事の都合で一時期喫煙をしていた経歴があります。 (^^; 出張先の喫煙席でのみメンソールたばこを吹かしているという感じで、その他の場所では一切吸いませんでした。ですから歩きタバコをした事もありませんし、町中で吸い殻を捨てた事もありません。あと今でも自分の横で他の人がたばこを吸っている、あるいはその煙が自分に来るという状況はそんなに嫌いではないです。

 ・・・まあ私が今回なんでこういう話を書いたのか、その辺の真意を読める人はちゃんと読めるんですけどね(笑)。




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