総額表示( 2004.4.2 )
 ええっと、今日の日誌の正式なタイトルは・・・

オレの目の前で“総額表示”の話はするんじゃねえ。こちとら仕事が忙し過ぎて気が立ってるんじゃ。大体法案が出された時にほとんど取り上げなかったマスコミが、いざ施行される間際になって巷のドタバタ振りを取り上げるってどういう事よ。そんなに我々がアタフタする様を見るのは楽しいか。某コンビニでの消費税二重取りなんかも、あんた達にとっては格好のおいしいネタなんだろうよ。やってる方は必死だかな!」

 ・・・です。 (^^; ただし今日はタイトルと本編の内容には全く関連がございません(ぉ。

 エッセイで書いた“ Magic ボランティアは店員である”という自説に関して、メールで頂いたご意見を元に追記を書いておきます。どうやらこの意見については、かなり以前から幾つか異論が出ているそうです。まあ私自身はこの意見については、むしろなぜ異論が出るのかが全く理解できない位、当たり前の事だと思っているのですが。 (^^; 

 我々社会人は、勤めている会社と“就業規則”という契約を結んで働いています。しかし恐らく Magic の場合、例えばプレミアイベントにバイト料をもらってボランティア・スタッフとして参加している方ですら、多分そういった就業規則による契約はしていないでしょうし、規則の提示すら受けていないだろうと思います。ただ「だからイベントの最中に何をしてもいい」という事にはならないはずです。当然期待されている仕事量やスキル(あるいは振る舞い)はあるわけで、その対価として報酬を得ているはずですので。それともプレミアイベントの運営スタッフって、ある程度の報酬を受け取りながら、日がな一日イベント会場をうろついてフリーデュエルや無駄話で時間を潰していいのでしょうか。そんなすてきなバイトなら私も仲間に入れて下さい(爆)。

 WoCなりHJが、イベントのボランティア・スタッフに対して就業規則的な内容をちゃんと提示し、スタッフはそれを遵守して働いている。そういう状況になっているのであれば、別に私は「スタッフは店員として働け」なんて杓子定規的な意見は言いません。そんなの必要ないですから。それこそその規則で「運営スタッフはメインイベントの勝敗でトトカルチョをしてもいい」とかいう規則が明記されているなら、スタッフは誰にはばかることなく堂々とトトカルチョを楽しめばいいでしょう(嫌爆)。でも多分実際には、主催組織からそういった規則的な話はほとんど出ていないだろうと思うのです。じゃあスタッフはどう振る舞えばいいのか。その時に“ギャラリーの一部”とか“競技プレイヤーのお友達”的に振る舞う、あるいはそういう振る舞いしかできないスタッフには、やはり色々と問題があるのです。あとやたらスタッフとしての権限や権威をひけらかして威張り散らすのは問題外でしょう。そんな天狗が1人いるだけでイベントの雰囲気はぶち壊しでしょうから。じゃあ具体的にどうすればいいのか。そう考えたときに“店員として振る舞え”というのは、かなり明確かつ的確な判断基準になり得るはずなのです。そういう振る舞いをして何か問題が起こるとも思えませんし、むしろそれがちゃんとできれば主催者側/参加者側双方から高い評価と信頼を得られるでしょう。

 じゃあ、なぜこういう意見に異論が出るのか。それは「実際にボランティアをする運営スタッフ本人が、参加者よりも立場が下だという認識を持たれたくないから。」という事だろうと思います。自分が参加者に奉仕するなんて弱い立場に立たされたくない。参加者に客として威張りちらされるのが耐えられない。多分その辺の意識なんじゃないでしょうか。あとは「必要以上に自分の時間や言動を拘束されたくない」とか。ただ私に言わせると、それはかなり自分勝手というかわがままな意見でしかありません。そもそも根本的な話、あるイベントに“お金を払ってきている人”と“お金をもらってきている人”のどちらが偉いのか。そんなの結論を書くまでもないでしょう。極端に言えば、イベント・スタッフは目の前の参加者からお金をもらって働いているのです。もうその時点でどちらがイベントの主役で、どちらの意向が尊重されるべきか、そんな話に議論の余地などないのです。しかしそんな当たり前の常識が、どういう訳か Magic では通用しない。だから Magic は一般受けしないゲームになっちゃった。そういうことなんじゃないですかね。

 あと私が“店員になれ”と言うのは、その裏に「一度どこかで店員としての躾やスキルを身に付けて、その上でイベントに関わってみるといいのでは?」という提案も含んでの話なのです。私はここに書いている意識を常に持って、実際に職場では店員として働いています。それで私個人の店員としての評価は決して低くはありません。あと実はこれには逆の話もあって、商売の世界では“商売人はパフォーマーになれ”とも言われるのです。私自身ミニ四駆や Magic でのイベント屋としての経験が、今の店員としての仕事にかなり活かされている部分があります。人間“接客”というスキルを持つことに損はないと思います。せっかくそういう形でイベントに関わるチャンスを得たのであれば、それをこの先何年・何十年と自分の財産にできるような関わり方をして欲しいです。まあこの辺の話は、実際に社会人になって仕事でそういう場面に立たされてみると、それこそ身につまされて分かると思いますけどね。




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