“週末”争奪戦( 2004.4.18 )
 このところ新たな人気タイトルが出て更に群雄割拠状態と思われる日本のTCG業界ですが、そのため私が以前に書いたような“週末の奪い合い”という状況が加速しているようです。要するに「うちはこれだけのサービス・サポートをするから、お宅のお店の週末は是非うちのタイトルのイベントを開いて下さい。」という働きかけが、かなり活発に行われているようです。特に人気タイトルともなると「イベントやるなら必ず月1で・・・」「いや月に2回は・・・」という働きかけまであって、しかしそう言うだけのサービスはしてくれるし集客もある程度見込める。でも旧来のTCGユーザーもうちにとっては大事なお客さんで・・・という感じのようです。そういう点で言うと Magic は、メーカーのサービス・サポートという点では“最低ランク”ではないかと思われますが (^^; 少し前までは店側の思い入れとか集客の確実性からそれなりに開かれてきた。そういう感じではないかと思われます。“少し前まで”はね。ただここ最近はその集客に関してもかなり怪しい状況のようで、これではイベントの維持はかなり難しいでしょう。販売店が限られた週末の時間に“より集客や売上に効果の高いイベント”を入れるのは、お店が利益を得て成り立っている組織である以上やむを得ません。ですから Magic に携わる側は“それでも Magic のイベントが存続されるための施策”を真剣に検討・実行する必要に迫られています。少なくとも今までのような“志ある一部販売店の善意におんぶにだっこ”ではもう済まされないです。何よりもそういう販売店の善意をメーカーもユーザーも散々裏切り続けてきていて、それ故 Magic は“売ってもらえない商材”となって落ちぶれた事実があるのですから。



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