“S”は何の略?( 2004.9.29 )
 最近 Index の“一言”を思い付いた時に書き留めるために、仕事中でもネタ帳を持ち歩く私はダメな人でしょうか? (^^; 

 さて、いよいよイチロー選手の記録更新が棒読み秒読みになってきました。実を言うと私個人は、最初イチロー選手がMLBへの挑戦を決めた時「イチローってMLB受けする選手なんだろうか?」とか思っていました。 (^^; だって当時確かMLBはホームラン記録の更新にわき返っていて、そこに典型的な安打製造器が登場してどれほど盛り上がるのか、かなり疑問視されましたから。それが蓋を開けてみるとMLBの過去の記録を更新しまくり、今は白黒画像でしか残っていない往年の名選手の名前まで掘り起こし、チームが最下位確定なのをよそにMVPの有力候補に名を挙げられ、あまつさえ野球殿堂入りが本気で囁かれる状況です。しかも記録更新でプレッシャーがかかり、相手チームからのマークが厳しくなっている中で確実にヒットを重ねている。本当なんか“格が1つ違う”という感じです。

 で、ちょっと思ったのですが、野球ってそれこそ過去のスコアシートなどの記録がかなり綿密に残っているじゃないですか。確かに野球には数十年単位の歴史があるのですが、しかしその歴史を記録する作業を過去から一貫して行ってこなければ、例えばイチロー選手が安打数を稼いだとしても「あれ、過去にイチロー以上にヒット打ってる選手いたっけ?」で話が終わってしまいます。 (^^; でも実際にはMLBにはそれこそ戦前から綿密な戦績記録が残っていて、しかも記録がかかった打席には特別なボールを使用するといった配慮で、言ってしまうと“最下位確定チームの消化試合”をここまで盛り上げています(笑)。あ、まだあそこのリーグは順位確定してませんでしたね。 (^^; まあとにかくそういう試合に華を添えている、それも“多くのお客さんを動員できる大輪”を咲かせています。

 やはり歴史って、単に積み重ねればいいという物じゃなくて、その積み重ね方や取り組みによって成果に大きな違いが生まれる物だと思います。ただし現在のMLBにしても「シスラーの記録とイチローの記録は比較の対象にならない。」という意見が出ています。(これはある意味正解でしょう。でも今の方が安打記録を作るのが遙かに難しい事は、その安打記録の歴史を少しめくってみれば容易に想像できるでしょうが。)野球ほど大きなシステムの変更がないスポーツですらそういう状況なのですから、毎年大きく環境が変わるゲームの歴史なんて、実は積み重ねられた事にあまり意味がないのかも知れません。ましてや1年前に身に付けた知識や技術がほとんど活かせないゲームなんてねえ・・・。

 あ、ちなみに本編とは全く関係のない話になりますが、この日記って少し前に1周年を迎えていたんですね(笑)。1年間で書いた本数が120本ちょうど。ほぼ3日に1本を書いた計算になります。もっと以前に終わるかと思っていたのですが、案外“毎日なんか書くもんか!”と宣言した日記って続くもんですね(爆)。




前の日誌へ次の日誌へ
屋根裏部屋 Index へ

 
このコンテンツに関するご意見/ご感想は、すべて e-mail でのみ受け付けています。