As you like( 2004.11.11 )
 なんでも新潟県中越地震の被災地に救援物資が届きすぎて、受け入れ側が保管や仕分けに難儀しているという話だそうです。

 こういう話は確か阪神淡路の震災でもあった気がします。その時私が伺ったのは「被災地で必要になる物資は時間と共に変わる。直前に災害対策本部などに必要な物を確認してから送ってほしい。」という話と、あと「こういう時に、どさくさ紛れに明らかに使わない古着などを送って処分しようとする輩が現れる。送る救援物資は未開封の新品が大原則である。」という事でした。こういう話はなかなかうまく行かないものですし、あと混乱とか善意の行動を悪用しようとする輩は間違いなく現れますので。

 それでちょっと思ったのが「受け取った被災者が、設定額の範囲で自由に好きな物と交換できる、某社のカタログギフトみたいな援助物資の送り方ってできないのだろうか?」という事でした。 (^^; 現金だと逆に分配の決め方が複雑ですぐに手元には届かなさそうなので、それに代わる仕組みをどこか作ってくれませんかねえ。あと余剰物資を一度現金に換えて再分配できるシステムとか。今後この手の大きな災害が二度と起こらない訳じゃないでしょうから、これを機に本気でシステムを構築しておいた方がいい気がします。実はこういう話も以前に出ていたのですが、やはり“喉元過ぎれば・・・”なんですねえ。

 そりゃあ現地にさっさと赴いてボランティアができればベストなんでしょうけど、色々な事情からそれができない人だって、自分にできる形で被災地を応援したいと思っているわけですよ。ただ私自身も以前、完全に悪意のある個人に慈善と称して募金をだまし取られたことがあって、それ以来街頭での募金活動があまり信用できなくなりました。あと私個人は募金を集める側の経験もあるのですが、やはり近くで可愛い女の子が同様に募金を集めていたりすると、あからさまに通行人の反応とか募金する人の数が変わるんですよね。 (^^; 

 ↑ 追記

 まあそうかと思うと、こういういい話も災害時には出てくるわけですよ。

地震被災地救って 1千万円寄付 こつこつためた年金 仙台

 福井水害の時にも、2億円の当たりくじをそのまま寄付された方がいらっしゃったじゃないですか。私は別に被災したわけではないので、そういう義援金をもらう立場にはなかったのですが、こういうお話は被災地の人達をどれだけ勇気づけるか、それこそ金額なんかでは現しきれないです。そうかと思うと、マスコミがボランティアになりすまして取材が禁止された被災地域に入り込んだとか・・・。

 個人の募金とかボランティアなんて物は、別に大声で「出したぞ!」とか言ってひけらかす行為ではありません。ただ「自分達はあなた方のことをずっと気にかけ続けています。」という意思表示は、実は被災者にとって大きな心の支えになる。これは過去幾数多の災害の時に常に言われていることです。でもそういう意味で言うと、最近は地震直前の台風による被災者の扱いが小さくなっていて、そういう点で私個人も「申し訳ないなあ」と思っているところです。せめてもの志として、ここしばらくは募金箱を見つけるたびにお金を入れるようにはしています。 (^^; 




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