ネタ元の利用方法( 2004.12.1 )
 何しろ5年以上も前で、その頃はまだここを利用されていなかった方が多いだろうと思いますが、まあとにかくそんな頃のお話です。

 当時うちがめでたく開設から100アクセス目を記録し(笑)、しかもその記念Hitを私が自爆で踏みまして (^^; その記念に無謀にも私が自分で記念CGを作ろうという話になりました。ところがご存知の通り絵心のない私にそんな事ができるわけもなく (^^; それである対戦格闘ゲームのキャラクタ・イラストをスキャナで取り込み、それを手直しして公開したことがあります。絵は今でもバナーに使っているあれです。当然ながら告知に「思い切り既製品をぱちりました (^^; 」という宣言付きでの公開でした。私の周囲にはあのゲームに親しんできた方が多かったので、一目見て「ああ、あれの模写ですね。」という感じで話題にしてもらったりもしていました。当然著作権に関する問題も話題になったのですが、そこで出たのは「でもあの絵の著作権を持ってる会社って、既にこの世にないんですよね。」というもの凄い意見でしたが。 (^^; あの絵ってうちのIndexに何年くらい貼ってありましたっけ。何しろその絵を入れ替えたのって去年の11月とかいう話ですから、多分丸4年以上貼りっぱなしだったんじゃないでしょうか。

 人は誰だって、他人の著作物を見て「これは凄い」と思う事があるでしょうし、それを何らかの形で自分の手柄のように公開したい衝動にも駆られるものです。ディズニーとか小学館といった、その辺の模倣品に口うるさい組織は別ですが (^^; 大抵の場合そういう著作物は“引用”による流用が認められているものです。あ、楽曲は本人ではなくJASRACが厳しそうですが(笑)。あとネットの場合はもっと楽で、ネタ元への直LINKといった方法も取り得ます。ネタ元が明確な形での禁止を表明していない限り、節度ある範囲での&ネタ元に敬意を払ったコンテンツの利用に、目くじらを立てる個人や組織というのはあまりないと思います。ですから「俺が作ったんだ!」ではなく「俺が見つけてきたんだ!」という形で手柄を主張する事は可能だろうと思います。日本ブレイク工業・社歌のヒットなんてのは、まさにそれを発掘したタモリ倶楽部スタッフのお手柄と言えるでしょうし。

 ・・・で、なんで今回私が唐突にこんな話を書いたか、世のニュースに精通されている方ならもう見当が付いたかと思います。 (^^; こういう言い方をするとファンに怒られそうなのですが、なんかやってることに多少の稚拙さを感じるのは私だけなんでしょうか。こういう書き物を長年やっていると感覚的に分かってくるのですが、全く同じ内容を言い表す別の言い回しなんて、日本語の中にはそれこそ山のようにあります(笑)。あと世の中には、替え歌で堂々と名前を売った方すらいらっしゃるわけです。そういう別の表現をひねり出すか、ネタ元に然るべきアポを取るか、せめてネタ元を悟られない工夫や手間さえ惜しまなければ、こういう形で世間の批判を浴びることもなかったんだろうになあ・・・という感じです。




前の日誌へ次の日誌へ
屋根裏部屋 Index へ

 
このコンテンツに関するご意見/ご感想は、すべて e-mail でのみ受け付けています。