日常の感謝のお裾分けを( 2005.1.3 )
 2005年最初の話題は、インド洋での地震・津波被害に触れようかと思います。

 現在言われている話では、死者が15万人かそれ以上で、数百万人が物資不足や衛生不良などによる二次災害に見まわれているそうです。被害も10カ国とかそれ以上に及んでいるようで、しかも最も被害が大きかった地域に未だに支援の手が入っていないようです。こうなるともう個人レベルの募金で云々という話では埒が明かなくなっている気がします。しかも日本国内では去年様々な災害が頻発し、個人で出せる募金などにはもう限界が来ているとも思われます。ただ、そうは言っても私のような個人にできることには限度があるので、今は募金箱にできうる限りの浄財を入れるくらいが精一杯なのですが。それでちょっと思ったのですが、こういう巨大災害には国家レベルで何かやるべきだろうと思います。例えば復興宝くじを売り出して収益を送る。いっそのこと国債でも発行して当面の支援予算を捻出する。この位の事をやっても反対する人は少ないだろうと思います。

 じゃあ、その上更に我々個人レベルでできうることはないのか。それで今の時期を考えた時に、例えばもうすぐやってくるバレンタインデー辺りを利用する方法がある気がします。ただ「チョコレートを買うお金があったら募金をしよう!」では、今度は国内の需要が冷え込んでしまうので (^^; 別の方法を考えてみるといいかと思います。例えば「チョコレートをもらったら、その額に見合うお金を募金してね。」みたいなキャンペーンの展開です。あとアイドルとか有名人のように、大勢の人達からチョコレートをもらう方々は、それこそ「そのチョコをお金のまま寄付してね。」みたいな呼びかけをしてもいいでしょう。(確かジャニーズの方々は過去にもそういう呼びかけをしていたと記憶していますが。)それともっと即効性のあるやり方もあります。チョコレートの代金に募金分をあらかじめ含めておいて、その分をもらう側の男性に出してもらうという方法です。これで「そんな金払いたくないよ!」とか言い出す人にはチョコをあげる必要もないでしょう(笑)。

 国連の発表によると、今回の被害の復興は数年から10年程度を要する可能性もあるそうです。そうなると我々としては、一時期の同情論による短期的な支援ではなく、それこそシステムを整備した上での中・長期的な支援を考える必要があると思います。極端な話、我々がそういう災害の事をすっかり忘れ去ってしまっていても、実は日常生活のどこかで少しずつでも支援を続けている。そういう仕組みが求められているのです。じゃあ具体的にどうするのか。私のような個人にはこういう形で提案を出すくらいしかできませんので、これが誰かの目に留まって少しでも実行されることを願っております。




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