やる気と方法論( 2005.2.12 )
 タカラの Magic サイトですが、どうも今一つ有効なコンテンツ公開がなされていない気がします。 (^^; 

 TCGの公式サイトにどういう機能が必要かについては、私個人の意見としては「ゲームに関心や興味を持ってもらうという観点に立った、ゲームそのものや簡単な遊び方の紹介」「 ← とは別の、完全にルールを把握できるドキュメント」「カードテキストやイラストの検索(“一覧”ではなく“検索”であるところがミソ)」「開催イベントの検索( ← と同じ)」「定例のプレゼント企画」「過去に発売された全商品、あるいは Magic そのものの歴史の紹介」などがメインで、その他についてはあればいい程度にしか考えていません。掲示板は旧代理店がやった失敗事例を見れば必要とは到底思えない。いや、むしろ無い方が良いと断言していいかと思います。 (^^; またメーカー関係者や競技プレイヤーのコラムも私個人はあまり有意義だとは思っていません。(特にメーカーのそれは、どうも「 Magic が売れないことに対する言い訳」的な印象が強いもので。)で、そういう視点であのサイトを見ると、やはり“基本的な機能が揃っていない”あるいは“余計なコンテンツしかない”としか思えません。前から言っていますが、日本の Magic 関係者はタカラという新しい血に大きな期待をかけています。ですから逆に、その期待が裏切られたときの反動も大きいだろうと思うのです。つまり「タカラが Magic に関して本腰を入れる気がないのであれば、それを表明するなら今が最後のチャンスである。」ということなのです(笑)。あの程度のコンテンツで今後もずっとお茶を濁す気なのであれば、今のうちにその旨我々に分かるようにはっきりと意思表示するべきでしょう。

 ただ同時に言える話として、そういうコンテンツを何もタカラが自分自身で100%構築する必要などどこにもないのです。認定トーナメントの一覧辺りは(開催イベントの全容を把握しているのがWoCとタカラしかない時点で)やってもらわないと困るのですが、その他の一般イベントに関しては投稿型のデータベースを公開して主催者に登録してもらえば済む話です。またルール解説や Magic の楽しい遊び方の紹介、地方サークルや販売店の紹介など、日本での Magic 拡販に貢献しそうな個人のWebサイトがあれば、そこを“タカラ公認”とか称してLINKを張ってしまえばいいのです。そういう手間すらかける気がないというのであれば、申し訳ないですが日本国内の Magic プレイヤーの多くが、いよいよ国内流通からは Magic を買わなくなってしまうでしょう。見ようによっては仕事のサボり方が旧代理店よりもたちが悪いですので。

 これに関しては各地から様々な意見が出ているので、私が今さら言う必要はないのでしょうが、あえて言うと「あの程度の内容で“俺達は Magic 拡販を頑張っている”と思われては困る」ということです。先日のプロツアー名古屋での抽選会についても、結局最後まで公式サイトでは何らの告知もなかったですよね。やっぱりやってることがどうにもチグハグですし、申し訳ないですが“やる気があるとは到底思えない”のです。日本国内の Magic 流通に劇的な変化がない以上、せめてWeb上くらいは「お、タカラが入って日本の Magic は良くなりそうだ。」という期待感を持たせて欲しいのですがねえ。




前の日誌へ次の日誌へ
屋根裏部屋 Index へ

 
このコンテンツに関するご意見/ご感想は、すべて e-mail でのみ受け付けています。