西暦 年号 干支 改元 天皇 武家 年号(B) 改元(B) 天皇(B) 聖寿・聖滅 歴代 富士門下事項 門下・一般宗教事項 国史事項 備忘録
1623 元和 9 癸亥 後水尾 徳川家光 滅後 342年 日就
▽良運院日啓堺に本伝寺を創す(寺誌) 4.26 京妙蓮寺日迢〔真迢〕山家観心異論決2巻を著す(奥)5月 京寂光寺本因坊日海寂(寺誌)8.6 身延20代一如院日重寂75(別統)○平賀本土寺日弘池上日樹につき台当理事二観の異目を論じ師資の盟約をなす(不諷)○不受日奥御教書折紙を頂戴す(亀鏡)○寂照院日乾折紙を破らんとして上京す(遺新) 3.20 上杉景勝卒69(寛政譜)6.8 秀忠入洛(東録)
1624 寛永 1 甲子 2.30 後水尾 徳川家光 滅後 343年 日就
1.6 本樹院日受出雲橋渡に円東山松久寺を創す(寺誌)3月 京要法寺代官智見院日成入寺並びに官途条々永代法式を定む(8ー245)6.21 富士妙蓮寺16代日忠寂(過)9月 智見院日成京要法寺に住す(寺誌)10.1 江戸常泉寺2代是生院日和寂(過)○江戸上野常在院下谷に移り常在寺と改称す(縁起) ○東山檀林開祖顕壽院日演東山万代不易の法式を定む(善正録)○寂照院日乾折紙破壊の訴訟をなす(遺新)○不受日奥門流清濁決疑抄を著す(亀鏡) 3.24 スペイン使薩摩に来り通商を請う幕府之を却く(異記)3月 日光陽明門成る(東録)9.6 豊臣秀吉室高台院卒83(寛政譜)11.28 女御徳川和子を中宮となす(公補)12.19 朝鮮使江戸に来り家光に謁す(徳記)
1625 寛永 2 乙丑 後水尾 徳川家光 滅後 344年 日就
5.16 重須11代日健寂65(過) ○天海江戸上野に寛永寺を創す(慈伝) 4.27 毛利輝元卒(寛政譜)8.27 関所・駅伝・貨幣等の制を定む(徳記)
1626 寛永 3 丙寅 後水尾 徳川家光 滅後 345年 日就
○本行院日逞出雲塩冶に浄福寺を創す(寺誌) 7.4 法性院日勇破留意要を著す(序)9.22〜26 秀忠室崇源院葬礼のため芝増上寺において諸宗に命じて諷経せしむ、法華宗は布施を受けず(宗全21ー2)11.11 上総藻原妙光寺日海本迹問答を著す(奥) 閏4.27 人身売買を禁ず(東録)7.27 大阪城定番の制を定む(徳記)9.6 二条城に行幸(公補)
1627 寛永 4 丁卯 後水尾 徳川家光 滅後 346年 日就
4月 本法院日実出雲朝山に光明寺を創す(寺誌)○成仙院日昌摂津天満に正福寺を創す(寺誌) 7.8 中山日賢色心不二門義釈答を著す(巻首)7.19 幕府五山僧侶出世の法度を下す(徳記)9.11 中山日賢三師標題2巻を著す(巻首)9月 寂照院日乾宗旨雑記2巻を著す(奥) 1.4 蒲生忠郷卒25(寛政譜)9.17 オランダ国王書を呈す幕府之を却く(徳記)
1628 寛永 5 戊辰 後水尾 徳川家光 滅後 347年 日就
○日盈会津実成寺に住す(聖753)○日盈会津妙法寺日怡の法義の違乱を摧く(聖753) 5月 幕府長崎の耶蘇教徒を刑す(東録)
1629 寛永 6 己巳 明正 徳川家光 滅後 348年 日就
2月 日舜江戸中ノ郷に妙縁寺を創す(9ー83)3.26 京要法寺日陽顕謗法抄文段を記す(奥)11.23 京要法寺22代権大僧都大雄院日恩寂78(聖767) 2.26 身延日暹目安をもって池上日樹を奉行所に訴う(亀鏡)2.28 中山日賢申状を奉行所に奉る、池上日樹直ちに陳状をもって小西日領と共に身延を攻撃す(承文)6月 大徳寺僧沢菴陸奥に流さる(徳記)11.15 身延日暹不受の処分を奉行所に直訴す(延文)11月 池上本門寺本堂再建(武風) 3月 江戸府下に辻番所を置く(徳記)9.6 武家諸法度を更定す(徳記)10.10 斎藤氏〔家光乳母〕参内し春日局の称号を賜う(徳記)
1630 寛永 7 庚午 明正 徳川家光 滅後 349年 日就
7.14 富士五山身延日暹より受不受の義につき同心を迫らる(8ー415)7.16 富士五山惣代重須日賢、身延日暹に答う(延文)7.24 富士五山身延日暹より再び同心を迫らる(8ー416)8.28 重須日賢再び身延日暹に答う(8ー416) 2.21 池上日樹、身延日暹の訴状に対し返答の申状を奉行所に上る(亀鏡)2.21 幕府江戸城内において身延、池上両寺を対決せしむ(亀鏡)2.23 身延日暹奉行所の命により第一問を池上日樹に発す(亀鏡)2.23 池上日樹、身延日暹に第一答並に12ケ条の問難を発す(亀鏡)3.1 長遠院日遵不受謗施決を著す(奥)3.10 不受佛性院日奥寂66(・語)3.21 池上日樹身延日暹の返答なき故に奉行所に訴う(亀鏡)4.2 幕府不受日奥及び池上日樹を流罪と決定(亀鏡)12月 中山〔除歴〕日賢初学発心記を著す(奥)○京妙満寺日乗受不受抄を著す(奥) 4.30 織田常真〔信雄〕卒73(寛政譜)10.5 藤堂高虎卒75(寛政譜)12月 幕府林道春をして忍岡に学寮を建立(徳記) ○池上六・身延四の六四に扱われ池上方御断り申し上ぐ(不受不施5ー524)4月 小湊誕生寺可観院日延、身池対論の結果筑前に追放さる。
1631 寛永 8 辛未 明正 徳川家光 滅後 350年 日就
大聖人第350遠忌1.18 日典父宗因卒52(大過去帳)1.25 富士五山、身延日暹に三度同心を迫らる(8ー417)5.27 京住本寺日賢寂79〔鳥辺山廟所目師塔建立発願者〕(過)7.12 大石寺諸堂焼失(石文)7.26 富士五山身延日暹より四度同心を迫らる(8ー418) 2.26 身延日暹不受の処分を奉行所に直訴す(延文)4.17 守玄院日領当宗沙門不可受謗施物決を著す(奥)5.19 長遠院日樹、信濃飯田の配所に寂57(高稲書)10.20 幕府新寺の建立禁止令を発す(東録)○京妙満寺日乗法華玄義考拾記10巻を著す(奥) 4.19 徳川義直その臣阿部正室製する所の地球儀を幕府に進ず(徳記)9.12 加藤嘉明卒69(寛政譜)
1632 寛永 9 壬申 明正 徳川家光 滅後 351年 日精
日興・日目300遠忌
1月 日就江戸法詔寺において法を日精に付す(聖753)
1.21 16世日就寂66(大過去帳)
○日精大坊に入る(石文)
2.5 富士妙蓮寺17代日遵寂(過)
11.1 敬台院殿日詔大石寺御影堂〔14間に13間〕を寄進(棟札・5ー322) 3月 円明院日澄著、日蓮上人註画讃〔平仮名本〕3巻刊(刊記)4.8 慈光院日航三国佛法伝記を著す(奥)9月 家光、松平信綱をして諸宗本末関係並びに寺院数・寺領を調査せしむ(寺本記)12.24 身延日暹、不受の処分を奉行所に訴う(延書)○心性院日遠九条幸家の請いにより法華大意を贈る(奥) 1.24 徳川秀忠卒(徳記)5.29 肥後熊本城主加藤忠広の封を除き出羽に流す(徳記)12.17 幕府大目付4人を置く(徳記)
1633 寛永10 癸酉 明正 徳川家光 滅後 352年 日盈
2.6 伊豆実成寺15代日乗寂(過)4.14 保田・小泉17代和泉阿日東寂44(過)○日盈大坊に入る(聖754)9.21 理境坊日義寂(過) 7.1 身延池上等不受を訴う(延文)○法華宗各本末寺其の本末関係及び寺院2093ケ寺を答申す(村記)○不受頂妙寺長遠院日遵等受不施を訴う(金覚書) 1.6 諸国巡見使を派遣す(徳記)2.28 幕府奉書船の海外渡航を禁じ海外渡航者の帰国を禁ず(徳記)12.6 徳川忠長高崎に自殺す28(徳記)
1634 寛永11 甲戌 明正 徳川家光 滅後 353年 日盈
○日盈宮谷檀林の請いにより上総に法華玄義を講ず(聖754) 10.12 京妙蓮寺〔除歴〕日迢天台宗に帰し真迢と改む(禁義) 7.11 家光上洛二条城に入り18日参内す(徳記)8.4 譜代大名の妻子を江戸に置かしむ(徳記)
1635 寛永12 乙亥 明正 徳川家光 滅後 354年 日盈
9.26 日舜父立安円斉卒(大過去帳)10.6 日精日興筆安国論問答を書写す(宗全2ー77) 9.5 上総日什門徒等6人野田村十文字原に磔せらる〔野田法難〕(顕鑑)10.27 身延21代寂照院日乾寂76(別統)11.9 幕府初めて寺社奉行を設く(徳記) 5.21 武家諸法度を改定し参覲交代制を定む(徳記)
1636 寛永13 丙子 明正 徳川家光 滅後 355年 日盈
10月 大石寺梵鐘成る(石文)○日盈上総より帰山(聖754) 4.10 日光東照宮正遷宮(徳記)9.14 京法華宗致劣諸山会合し都鄙致劣和睦について12条を制定す(圀譜)10月 幕府全国寺社領の朱印及び安堵状を与う(圀譜) 5.24 伊達政宗卒72(寛政譜)6.1 寛永通宝を鋳る(徳記)8.2 箱根の関の法度を定む(徳記)
1637 寛永14 丁丑 明正 徳川家光 滅後 356年 日精(再住)
春 日精江戸より帰山(石文)8月 日盈湯治のため会津に赴く(聖754)11.13 岡田次郎右衛門等下野小金井蓮行寺の諸役を免ず(8ー50)○敬台院殿日詔大石寺朱印下付の事を幕府重役伊丹康勝に依頼す(8ー52)○日俊生る(聖768)▽日精敬台院殿日詔の推挙により公儀の年賀に乗輿を免許せらる(聖761) 2.3 本阿弥光悦卒(光悦寺過)3.17 天海寛永寺版一切経の刊行を始む〔慶安1.3.17完了〕(奥)閏3.28 真迢破邪顕正記5巻を著す(奥)10.25 島原の乱(徳記)○京妙満寺日乗四教儀集解誌義集7巻・同歴承2巻を著す(乗伝) 3.10 本多正純卒73(寛政譜)
1638 寛永15 戊寅 明正 徳川家光 滅後 357年 日精(再住)
1.16 富士妙蓮寺15代日解寂(過)3.7 17世日盈会津実成寺に寂45(大過去帳)6.9 京要法寺24代本種院日陽寂67(過)断疑生信抄の著あり6.24 敬台院殿日詔大石寺基金として741両寄進(8ー56)12月 本行院日優江戸常泉寺境内に本行坊を創す(寺誌)○日精大石寺中門〔二天門〕を建立し総門を再建す(明誌)○日精江戸下谷常在寺を再建す(縁起)▽日精本行院日優を化し、江戸常泉寺・下総中田真光寺大石寺末となる(聖761) 2.23 京寂光寺3代日栄寂(寺譜)4月 家光江戸品川〔東海寺〕に僧沢菴を請ず(寺誌)○京本能寺焼失(両譜) 1.1 原城総攻撃板倉重昌戦死す(徳記)2.28 原城陥落す(徳記)10.29 幕府薬園を品川・牛込に開く(徳記)
1639 寛永16 己卯 明正 徳川家光 滅後 358年 日精(再住)
12.18 京要法寺26代恵光院日瑶寂60(過) 1月 真迢破邪顕正記続補8枚を著す(奥)5.19 家光僧沢菴のため江戸品川に東海寺を建立(徳記)7月 慈光院日航日蓮未来記を著す(奥)7月 幕府天主教を厳禁す(徳記) 7.4 幕府太田資宗を長崎に遣わしオランダ人の来航を禁ず(徳記)8.11 江戸城本丸焼失(徳記)
1640 寛永17 庚辰 明正 徳川家光 滅後 359年 日精(再住)
6.21 京要法寺25代智見院日成寂71(過)12.21 日俊母妙祐卒(大過去帳) 9.6 京妙満寺日乗信行要道義を著す(奥)○京妙満寺日乗法華文句記攬剛9巻・同述解1巻を著す(奥)▽守玄院日領蓮祖格言を著す(奥) 4.5 江戸城本丸落成(徳記)
1641 寛永18 辛巳 明正 徳川家光 滅後 360年 日精(再住)
2.23 西山15代日胤寂(過)3.8 保田・小泉16代左京阿日珍寂(墓銘)5.3 滝野四郎左衛門下野小金井蓮行寺の諸役を免除す(8ー50)6.28 徳川家光重須本門寺へ先規の如く50石の朱印状を与う(8ー160)7.18 春琢・玄旨等上総細草檀林建立の誓約状を作る(8ー290)夏 日舜朱印改めにて出府し、下谷常在寺にて日精と師資の契りを結ぶ(聖763)10.18 西山14代日悟寂(過) 6月 新撰肝心要文集〔六条要文〕6巻刊(刊記)9.17 寂静院日賢諭迷復宗決を著す(奥)12.20 寂静院日賢諭迷復宗決別記を著す(奥) 1.30 江戸大火2千戸焼失(徳記)2.7 幕府太田資宗・林道春等をして諸家系図〔寛永諸家系図伝〕を編纂せしむ(徳記)
1642 寛永19 壬午 明正 徳川家光 滅後 361年 日精(再住)
6.3 敬台院殿日詔法詔寺日感〔会津実成寺13代〕を助けて上総に細草檀林を設く(8ー271) 3.5 身延22代心性院日遠寂71(別統)5.1 諸大名に令して耶蘇教徒を査検し農民を賑救せしむ(徳記)5.13 京中島四郎左衛門致直、録内40巻を刊(刊記)○守玄院日領日蓮本地義2巻を著す(序) 5.9 譜代大名小笠原忠真等70人の江戸在勤の期を定む(徳記)12.10 旗本の士に養子襲禄の法を頒つ(徳記)
1643 寛永20 癸未 後光明 徳川家光 滅後 362年 日精(再住)
4.11 伊豆実成寺17代日顕寂(過)6.10 駿河淀師要行寺日順寂(過)7.19 伊豆実成寺16代日運寂(過)○好学院日行仙台に日浄寺を創す(寺誌) 1月 京書肆荘右衛門録内御書40巻を刊(刊記)2月 幕府天主教を禁ず(猷記)3月 円明院日澄著助顕唱導文集7巻刊(刊記)6.27 寂静院日賢法語心鑑を著す(奥)10.2 天台宗天海寂(続王) 8.1 諸大名参賀の順序を定む(徳記)9.14 春日局卒65(徳記)9.25 寛永諸家系図伝成る(該書)
1644 正保 1 甲申 12.16 後光明 徳川家光 滅後 363年 日精(再住)
3月 京要法寺日性著御書註16巻刊(刊記) 8.24 横須賀本源寺開基寂静院日賢寂(墓銘) 6.25 家光琉球国使を引見す(徳記)7.10 土井利勝卒72(寛政譜)
1645 正保 2 乙酉 後光明 徳川家光 滅後 364年 日舜
10.27 日精法を日舜に付す(聖763)○敬台院日詔阿波徳島に敬台寺を創す(寺誌) 4.23 京妙満寺32代養徳院乾竜日乗寂(歴譜)12.11 臨済宗沢菴寂53(続高僧伝) 7.22 幕府目付石川利政をして伊豆・安房の海岸の戍鎮を置くべき地を視察せしむ(徳記)12.2 細川三斎〔忠興〕卒82(寛政譜)
1646 正保 3 丙戌 後光明 徳川家光 滅後 365年 日舜
5.20 重須日優讃岐本門寺を詰問す(9ー121)5月 細草檀林講堂法令9ケ条を定む(要文)5月 重須使僧香雲坊讃岐本門寺接収を謀る(9ー142) 3.10 伊勢神宮例幣使再興(公補) 3.26 柳生宗矩卒76(寛政譜)
1647 正保 4 丁亥 後光明 徳川家光 滅後 366年 日舜
2.3 重須日優江戸寺社奉行に讃岐本門寺を訴う(9ー125)2.5 江戸寺社奉行讃岐日教〔秀山〕に出頭を命ず(9ー125)7.28 讃岐日教領主に重須との本末係争を陳情す(9ー139)9月 重須本門寺垂迹堂再建(宗年)11月 讃岐本門寺重須本門寺と本末争論につき寺社奉行に書状を上る(9ー135) 12月 法性院日勇著破留意要刊(刊記) 1.10 九条道房卒39(公補)10.17 酒井忠勝卒54(寛政譜)
1648 慶安 1 戊子 2.15 後光明 徳川家光 滅後 367年 日舜
2.20 保田日前、小泉久遠寺及び衆檀中へ保田妙本寺の後董を求む(石文)2.26 阿波徳島本玄寺開基・玄院日笈寂(寺誌)2月 本住院日就出雲下ノ庄に本住寺を創す(寺誌)3.19 保田・小泉18代権太夫阿日前寂65(過)3月 本正院日正出雲大津来原に妙仙寺を創す(寺誌)6.9 讃岐日教重須との本末係諍について再び江戸寺社奉行に陳情す(9ー142)8.16 讃岐14代日円寂(過)12.11 讃岐本門寺敗訴し、重須本門寺末となり、法華寺と称せしめらる(9ー143)12.21 湛応日典〔日詮〕法華五種修業略式を著す(宗年)○・玄院日笈徳島に本玄寺を創す(寺誌) 1月 正行院日源著御書音義2巻刊(刊記)7月 行学院日朝著弘経用心記5巻刊(刊記)8月上旬 心性院日遠著法華経大意2巻刊(刊記)9月上旬 池上日詔著観心記2巻刊(刊記)11.23 小湊誕生寺16代守玄院日領磐城相馬に寂76(過)11月 中村檀林開祖慧雲院日円著顕性録私要文刊(刊記)○長遠院日遵諌迷論10巻を著す(奥)○壽量院日祐法華玄義祐記5巻を著す(奥) 12.10 武蔵・上総両国の地図を調製せしむ(徳記)
1649 慶安 2 己丑 後光明 徳川家光 滅後 368年 日舜
12月 西山日応熊本に本因寺を創す(寺誌) 5月 録内祖書刊(圀譜)8.7 平賀本土寺15代了心院日弘伊豆下田に寂68(過)○慈光院日航理契証を著す(奥) 3.6 諸大名に節倹を命ず(徳記)
1650 慶安 3 庚寅 後光明 徳川家光 滅後 369年 日舜
○日永富士上条に生る(聖770)○京要法寺僧日言出雲に法泉寺を創す(寺誌) 1月 長遠院日遵著諌迷論10巻刊(刊記)3月 真応院日達著文心要2巻刊(刊記)6.19 中村檀林化主遠壽院日充磐城平の配所に寂67(過)7.10 観樹院日空爾前円否を著す(奥)○長遠院日遵校訂法華経8巻〔頂妙寺版〕刊(刊記)▽壽量院日祐止観妙境要義2巻を著す(奥) 9.17 江戸城西丸勤仕の法令を定む(徳記)
1651 慶安 4 辛卯 後光明 徳川家綱 滅後 370年 日舜
11.14 京要法寺27代真如院日体寂(過) 5月 京本隆寺日遵弘通用心抄2巻を著す(奥)7.3 幕府定書を法華宗寺院に布達す(内本書)▽京本隆寺日遵御書科註8巻を著す(奥) 4.20 徳川家光卒48、老中堀田正盛・阿部重次等殉死す(寛政譜)7.23 由比正雪の乱(徳記)8.18 家綱将軍宣下初めて其の礼を江戸に行なう(徳記)
1652 承応 1 壬辰 9.18 後光明 徳川家綱 滅後 371年 日典
6.9 西山16代日映寂(過)11.8 日啓父宗玄卒(大過去帳)11.15 日典駿河井出蓮興寺を再建す(脇書)○日舜法を日典に付す(大過去帳) 3.19 身延日境、池上日耀と共に不受不施の義を幕府に訴う(延文)▽本禅寺日求開目抄指記・本尊抄指記各2巻を著す(奥) 9.13 牢人戸次荘左衛門・林戸右衛門等老中を害さんとして捕えらる(徳記)10.26 江戸府内の牢人を査検す(徳記)
1653 承応 2 癸巳 後光明 徳川家綱 滅後 372年 日典
3.13 会津実成寺13代日感寂(過) 2月 円明院日澄著法界一念抄刊(刊記)6.10 安国院日習寂72(金覚過)6.28 京立本寺日審円頓覚道法語を著す(奥)閏6.28 京立本寺日審著法華座舗談義刊(刊記)○本禅寺日求本成寺日現の五人所破抄斥要文を録す(宗全7ー189) 1.13 江戸の市民に玉川上水敷設の工事を許し其の費を給す(徳記)6.27 幕府東33国は守随氏の秤を、西33国は神谷氏の秤を用いしむ(徳記)
1654 承応 3 甲午 後西 徳川家綱 滅後 373年 日典
3.26 堺本伝寺開基良運院日啓寂(過)9.13 江戸常泉寺4代詮量院日解寂(過)11.15 江戸常泉寺3代達行院日深寂(過)○要法寺版御義口伝鈔2巻刊(刊記) 1月寂静院日賢著三師標題2巻刊(刊記)2月 行学院日朝著彼岸抄見聞刊(刊記)7.5 明僧隠元長崎に来る(徳記)9.3 不受頂妙寺長遠院日遵寂63(金覚過)9月 名古屋浄道寺日順・法輪寺日命磔刑に処せらる(大寺覧)11.10 真陽その師真迢の名をもって禁断日蓮義10巻追加1巻目録1巻を著す(跋)○通明院日祥鶏冠井檀林を京の西郊に創す(別統)○深草元政拾遺愚草・釈教歌抄・草山要路・釈氏二十四孝を著す(奥) 4.17 幕府5万石以上の大名に内裏造営の役を課す(徳記)5.18 長崎奉行に来航外国船の処置令を下す(徳記)6.20 玉川上水竣功(徳記)
1655 明暦 1 乙未 4.13 後西 徳川家綱 滅後 374年 日典
9.9 深草元政竜華歴代師承伝を著す(序)10.12 池上18代日耀寂57(過)○本照寺日誠熱原本照寺由緒を記す(9ー262) 1.11 幕府上皇宮の条規を定む(徳記)8.2 幕府宿駅人馬及び新銭等の制を定む(徳記)10.8 朝鮮使家綱に謁す(徳記)
1656 明暦 2 丙申 後西 徳川家綱 滅後 375年 日典
1.28 京要法寺僧寂照院日舜難持要文2巻を著す(石蔵写)▽日精御書要文2巻を編す(石蔵) ○浄土宗観阿集記本朝四箇度宗論記刊(刊記)○行学院日朝著一代五時記18巻刊(刊記) 5.26 大老酒井忠勝の致仕を乞うを許す(徳記)10.13 鋳銭所を浅草に置く(徳記)
1657 明暦 3 丁酉 後西 徳川家綱 滅後 376年 日典
5.8 日精富士門家中見聞〔家中抄〕中巻を草す(石蔵) 1.18 江戸大火幕府諸宗山無縁寺回向院を創して死者10万余を合葬す(徳記)6.13 相模三浦大明寺日慈鎮護国家記を著す(遺新) 1.18 江戸大火江戸城本丸焼失(徳記)1.23 林道春〔羅山〕卒75(寛政譜)
1658 万治 1 戊戌 7.23 後西 徳川家綱 滅後 377年 日典
9.18 富士妙蓮寺日諦、日眼の五人所破抄見聞を写す(同寺蔵)○京要法寺日祐本経寺境内に小栗栖檀林を創す(宗年)○重須日優江戸目白に蓮華寺を創す(寺誌) 7月 一如院日重著見聞愚案記24巻刊(刊記)8.13 大村純長耶蘇教徒603人を処刑す(徳記)11月 京妙満寺日応興破記を著す(奥)12.17 中山27代東山檀林開祖顕壽院日演寂64(寺譜)○深草元政竜華伝抄を著す(奥)○幕府新寺法度5ケ条を布達す(大中書) 1.12・1.21 江戸大火(合運)6.24 明の鄭成功の使者長崎に来りて援を乞う幕府許さず(長志・通航)9.8 初めて定火消役を置く(徳記)
1659 万治 2 己亥 後西 徳川家綱 滅後 378年 日典
3.29 小泉20代因位阿日舜寂(過)4.12 讃岐15代日乗寂(過)12.15 日舜、日眼の五人所破抄見聞を写す(石蔵写) 1月 京立本寺日審円頓者講草を著す(奥)6.15 京白川心性寺開基日悟寂72(過)8.13 深草元政母を伴い身延に参詣(延行紀)10月 駿河三沢に三沢入道350回忌のため墓碑を再建す(墓銘)○身延日叙著録内御書条箇2巻再刊(延書) 7.14 長崎町人の新銭を鋳て外国貿易に供することを許す(徳記)12.11 明人朱之瑜〔舜水〕帰化す(長志)
1660 万治 3 庚子 後西 徳川家綱 滅後 379年 日典
4.8 日精大石寺客殿安置日興御影を造立す(造銘)9.20 三浦志摩守下野小金井蓮行寺に20石を寄す(8ー51)9.28 日舜富士上井出に本証寺を創す(寺誌)10月 日精大石寺客殿安置大聖人御影を造立す(像銘)○詮量日増出雲灘分に通円寺を創す(寺誌) 3.13 京本満寺日存金山抄10巻目録及び禁断義追加の破文各1巻を著す(序)7.1 京本能寺15代・細草檀林開祖智泉院日達寂60(8ー274)8月 蘭英著書判会異文集刊(刊記)9.18 深草元政本朝法華伝3巻を著す(該書)12.22 什門日尚等10人流罪に処せらる(降魔抄)○深草元政題目和談抄を著す(序)
1661 寛文 1 辛丑 4.25 後西 徳川家綱 滅後 380年 日典
閏8月 京要法寺鳥辺山廟所につき上訴し、爾後松之坊の竹木伐取を停止せらる(宗年) 1.15 京大火本満寺・本禅寺等焼失(別統)3月 小湊誕生寺日延善学院再答を記す(奥)5.19 深草元政称心病課を著し刪定止観を校す(元状)5.26 身延日奠不受訴状を幕府に上る(延文)6.16 信入院日崇受不受興起抄を著す(石蔵写)8.9 身延日奠受不受法理抄を著す(奥) 1.15 皇居炎上天皇は照高院に法皇は修学院に上皇は岩倉殿に幸す(公補)2.18 幕府大目付をして江戸図を改製せしむ(徳記)8.1 関所通行女手形の制を定む(憲典)
1662 寛文 2 壬寅 後西 徳川家綱 滅後 381年 日典
5.27 江戸妙縁寺2代真珠阿日量寂(過)12.7 京要法寺28代小栗栖檀林開祖本地院日祐寂60(聖769)12.18 日精江戸下谷常在寺にて富士門家中見聞〔家中抄〕3巻を著す(聖650)○雲海院日乗堺本伝寺を再興(寺誌) 2.16 京書肆山屋治右衛門初めて録外祖書25巻を刊(刊記)3月 幕府方広寺の銅造大佛を毀ち木像に代え銅銭を鋳す(貨幣)8.4 身延日奠不受訴状を幕府に上る(延文)11.4 幕府法華浄土両宗に宗論を禁ず(延文)11月 元政版法華経刊(刊記)○堺妙国寺日逮不受謗施記を著す(奥) 3.16 松平信綱卒67(寛政譜)5.1 西日本大地震(徳記)5.19 小笠原忠真に長崎外船事務を命ず(徳記)5.29 幕府狩野探幽をして新皇居絵図のことを奉仕せしむ(徳記)11.5 皇居成る(宣順記)
1663 寛文 3 癸卯 霊元 徳川家綱 滅後 382年 日典
1月 深草元政著身延行記刊(刊記)2.9 身延日奠等不受訴状を幕府に上る(延文)5.10 法華宗諸寺不受派の処決を井上河内守に言上す(延文)7.9 法華宗諸寺不受派の処決を酒井雅楽守に言上す(延文)8.7 細草2代勇猛院日秀寂(8ー274)9.30 法華宗諸寺不受派の処決を井上河内守に言上す(延文)10月 隠元大和に黄檗山万福寺を創す(続高僧伝)秋 草山集編纂成る(巻首)○深草元政著元々唱和集、宣翁竹庵遺稿刊(元状) 5.23 武家諸法度を修足して殉死を禁ず(徳記)12.26 幕府林春斎の家塾に弘文院の号を与う(徳記)
1664 寛文 4 甲辰 霊元 徳川家綱 滅後 383年 日典
2.22 磐城滑津本法寺2代本行院日頭寂(過) 3月 行学院日朝著四宗要文3巻刊(刊記)6.27 法華宗諸寺不受派の処決を久世大和守に言上す(延文)12.16 京妙蓮寺日感寂75(過)録外御書236通の編あり〔妙蓮寺御書〕○深草元政著扶桑隠逸伝3巻刊(刊記) 3.29 老中連署の制を改め大事は連署し小事は月番1名となす(徳記)7.28 永井尚庸をして本朝編年録続補のことを総管せしむついで書名を本朝通鑑と改む(徳記)11.1 幕府国史館を忍岡に置き林春斎をして本朝通鑑を続修せしむ(昌平)
1665 寛文 5 乙巳 霊元 徳川家綱 滅後 384年 日典
2.23 京要法寺日詮小栗栖檀林講堂上棟式を挙ぐ(棟札)7.11 将軍家綱重須本門寺へ朱印状を下す(宗年)8.8 日寛上野館林に生る、俗姓伊藤氏幼名市之進と号す(聖773)8.21 大石寺・妙蓮寺・本門寺奉行所に朱印の念書を呈す(8ー420)11月 日舜富士下条下之坊を中興す(寺誌) 2.29 法華宗諸寺不受派の処決を寺社奉行加賀爪甲斐守に言上す(延文)4月 心性院日遠著安国論私記2巻刊(刊記)5.11 幕府9ケ条目を諸宗寺院に下す(公定抄)5.27 法華宗諸寺不受派の処決を加賀爪甲斐守に言上す(延文)8.14 幕府3ケ条目を諸宗寺院に下す(公定抄)8.14 京法華宗諸山一致勝劣都鄙和睦の条目を定む(延文)9.27 小湊誕生寺・碑文谷法華寺・谷中感応寺・小松原鏡忍寺・村田妙法寺・依智妙純寺奉行所に朱印の念書を呈す(8ー420)10.9 幕府朱印状を出さざる者を罪科に処す(延文)12.3 不受平賀本土寺日述等伊予吉田に流さる(亀付)12月 深草元政衣裏宝珠抄を著す(元状)12月 徳川光圀淫祠3千余を毀つ(義公)○身延日通文句志述記12巻を著す(奥)○碑文谷日禅悲田記を著す(奥) 3.13 幕府金銀を売買するを禁ず(徳記)7.13 幕府諸大名の人質を停む(徳記)12.12 幕府萩原員従の請いにより豊国廟を再興せしむ(徳記) 11月 「御朱印は三宝御供養と請け奉る」と書くところを「御朱印の事ありがたき御慈悲に御座候」と手形を差し出す(不受不施 5ー525)
1666 寛文 6 丙午 霊元 徳川家綱 滅後 385年 日典
1.4 阿波大守蜂須賀至鎮室敬台院殿妙法日詔卒75(大過去帳)2.15 京要法寺日詮小栗栖檀林開堂供養式を挙ぐ(願文)6.8 天英院殿京に生る(聖773)6.29 鳥取日香寺建立、願主池田光仲(寺誌)8.16 量詮坊日達京要法寺本堂の祖像を造立す(像銘)11.11 重須本門寺客殿より出火塔中9坊焼失(教報)○壽円日仁〔要法寺日舒〕七種草を録す(該書) 2.27 不受派恩田悲田二派に分る(受決抄)4.17 安国院日講守正護国抄を以て幕府を諌暁す(亀鏡)5.21 神宮造営を古式に復し慶光院の執行を停む(徳記)5.29 下総玉造日浣訴状を幕府に上る(薩妙文)5.29 安国院日講は日向佐土原に日浣は肥後人吉に流さる(亀鏡)5月 行学院日朝著元祖化導記2巻刊(刊記)6.17 深草元政如来秘蔵録を著す(序)7.19 水戸光圀領内寺院997を毀ち僧344人を還俗せしむ(西遺)8月 岡山蓮昌寺日精藩主池田光政の廃佛毀釈を諌む(池田書)
1667 寛文 7 丁未 霊元 徳川家綱 滅後 386年 日典
2.26 重須本門寺客殿より出火塔中2坊焼失(宗年)3月 要法寺版法華経句解刊(刊記)5.8 京要法寺日詮門末を誡む(8ー247)▽日舜富士上井出に壽命寺を創す(寺誌) 2.1 不受日信等5人美作福田において断食死(金覚過)3.15 京諸山受不受につき盟約をなす(8ー247)4月 蓮華院日題、日延謗法目前抄を著す(奥)5.8 京法華宗各本山一致勝劣和睦規約を結ぶ(圀譜)8.15 小倉真浄寺歴・細草5代信了院日悟寂(8ー274)10.23 身延28代妙心院日奠寂67(過)延山宝物目録・身延記等の著あり▽興林院日徳信施論を著す(奥) 2.19 五畿・近江・播磨の諸国の田畠に煙草を作るを禁ず(徳記)2.28 諸国巡検使を派遣す(徳記)7.29 江戸府内の門松を禁ず(徳記)
1668 寛文 8 戊申 霊元 徳川家綱 滅後 387年 日典
1.24 会津実成寺14代日泰寂(過)4.11 重須行泉坊焼失(宗年)7.1 会津実成寺15代日映寂(過)7.5 富士上井出壽命寺2代宗要坊日祐寂(過)11.20 重須本性坊焼失(宗年) 1.19 幕府新寺の建立を禁ず(吏付)2.18 元政深草称心庵に寂46(過)4月 身延日莚編身延山御書類聚2巻刊(刊記)6.19 備前矢田部に於て不受日閑等僧俗6人逮捕岡山に於て処刑(金覚過) 2.1・2.4 江戸大火(徳記)3.8 幕府外国輸出入品を制限す(徳記)
1669 寛文 9 己酉 霊元 徳川家綱 滅後 388年 日典
5月 京要法寺再び鳥辺山廟所について松之坊の不法を上訴(宗年)9.23 重須12代日賢寂85(過)閏10月 小栗栖檀林法度3ケ条を定む(8ー320)11.12 19世日舜寂60(大過去帳)○日宥生る(聖771)○本隆寺日修著要法寺版元祖蓮公薩・略伝刊(刊記)○日精寺社奉行の召により京本圀寺と越後本成寺の本末争いを決着す(聖761) 1月 武村・村上・八尾・山本各書肆協力して録内祖書40巻を改刻し録外祖書25巻を再版(刊記)1月 弘経寺日健著御書抄25巻刊(刊記)1月 円明院日澄著法華経啓運抄55巻刊(刊記)1月 心性院日遠著文句随問記13巻刊(刊記)1月 心性院日遠著訳和尋跡抄3巻刊(刊記)1月 池上日耀著観心自鏡章刊(刊記)5.11 蓮華院日題諌状を幕府に上る(不受記)7.22 相模三浦大明寺18代鷲山院日慈寂(金覚過)自諌心要集の著あり8月 京妙蓮寺日迢〔真迢〕著法華玄籖・釈10巻刊(刊記)8月 蓮華院日題三根問答を著す(奥)○佐渡塚原根本寺日円諌状を幕府に上る(不受記)○池上日詔著集解要文8巻刊(刊記)○京本隆寺日承本迹勝劣抄を著す(奥)蓮華院日題悲田十箇過失を著す(遺新)○京本禅寺日忍、本成本圀本末論記を著す(石蔵写) 2.13 幕府淀川浚治の費を西国諸大名に課す(徳記)5.1 17才以下の者の養子願は許さざることを定む(徳記)10.24 蝦夷の乱平定(徳記)
1670 寛文10 庚戌 霊元 徳川家綱 滅後 389年 日典
3.4 讃岐16代日教寂(過)9.2 日俊父照玄庵法壽卒(聖769)9.12 重須本門寺客殿・庫裡・垂迹堂等焼失(宗全2ー406)11月 京要法寺日饒到彼岸記を記す(石蔵写)○日養生る(聖775) 7.8 蓮華院日題悲田破折16条を著す(奥)8.18 上総浜野本行寺日逞本門増道損生論を著す(奥)11.21 仙台藩主伊達綱基、孝勝院菩提のため法華経を開版す(刊記)11月 京書肆武村市兵衛法華宗学校歴代を著す(刊記)12.3 安国院日講配所にて三田問答評破条箇を著す(亀鏡)○一如院日重著・玉集10巻刊(刊記) 6.12 林春勝続本朝通鑑の成書265冊を幕府に進ず幕府奉行永井尚庸・林春勝等の功を賞す(徳記)9.15 醸酒令及び煙草栽培の禁令を下す(徳記)
1671 寛文11 辛亥 霊元 徳川家綱 滅後 390年 日典
1月 越後本成寺日観十不二門指要抄集考3巻を著す(奥)4月 京立本寺日審著法華口演抄3巻刊(刊記)8.10 鶏冠井檀林開祖通明院日祥寂66(別統)○大中院日孝釈氏蒙求3巻を著す(奥) 3.27 幕府仙台藩伊達騒動を裁許す(徳記)4.3 幕府宗勝を土佐に配し伊達騒動を断ず(徳記)
1672 寛文12 壬子 霊元 徳川家綱 滅後 391年 日典
6.11 壽円日仁百六対見記を著す(奥)6.13 伊豆実成寺19代日然寂(過)閏6.13 下総中田真光寺板本尊造立、願主本行院日優(裏書)9.5 壽円日仁江戸妙縁寺において三葉草3巻を著す(奥)11.22 伊豆実成寺18代日忠寂(過)12.16 重須本門寺累年の火災により住持日優退寺す(教報)○下総中田真光寺塔中高林坊・好円坊創立(寺誌) 1月 身延日莚延山宝物目録を著す(延蔵)6.28 幕府重ねて外国渡航及び耶蘇教を禁ず(徳記)12.20 山科檀林発心院日堯円頓者義海を著す(奥)○京本満寺日存著金山抄16巻刊(刊記) 1.28 幕府諸大名に令し奴婢出入の期を定む(徳記)3.28 京・大坂・堺の商人に長崎外国貿易の期等を令す(徳記)
1673 延宝 1 癸丑 9.21 霊元 徳川家綱 滅後 392年 日忍
9月 壽円日仁本因対見記を著す(奥)10.13 重須本門寺梵鐘改鋳、鐘楼・二天門・表門造営(教報)11.21 日寛母貞嘉妙真卒(大過去帳)12月 京西陣法意日慶入道京要法寺の正本尊を造立す(裏書)○日典法を日忍に付す(石文・聖768)○西山本門寺宝蔵・鐘楼建立(宗年) 9月下旬 行学院日朝著例講問答12巻刊(刊記)○飯高檀林一円院日脱文句私記〔一円記〕を著す(別統) 5.8 京大火禁裏・仙洞罹災(重房)5.25 イギリス船レターン号長崎に来たりて通商を復せんことを乞う(長志)7.27 幕府長崎奉行をしてイギリス船を諭し還らしむ(徳記・長志)
1674 延宝 2 甲寅 霊元 徳川家綱 滅後 393年 日忍
8.15 重須13代玉竜日延寂80(過)9.25 西山17代日隆寂(過)円頓院日運岩代渡邑佛眼寺を仙台に移寺中興(寺誌) 8月 深草元政著草山集及び続集刊(刊記)12.11 一妙院日堯本尊抄見心抄を著す(奥) 2月 宿駅駄賃及び撰銭等の禁令を下す(徳記)10.7 狩野守信〔探幽〕卒73(寛政譜)
1675 延宝 3 乙卯 霊元 徳川家綱 滅後 394年 日忍
1.30 重須書院より出火5ケ坊・山門等焼失、前後11回何れも放火による(教報)重須放火犯学頭日然逃走(宗年)11.7 富士妙蓮寺19代南条日諦寂59(過) 11月 幕府法華宗徒の浄土宗を毀謗するを禁ず(厳記) 6.21 代官伊奈忠易無人島〔小笠原〕を探検(徳記)11.25 京大火仮皇居炎上(重房)
1676 延宝 4 丙辰 霊元 徳川家綱 滅後 395年 日忍
7.13 富士上井出壽命寺3代本正坊日忠寂(過)11.12 江戸常泉寺5代〔本行坊開基〕本行院日優寂(過)12.7 京要法寺門末へ当流回向文を頒布(宗年)12.10 保田・小泉19代前司阿日応寂51(過) 2.16 蓮華院日題中正論20巻・目録を著す(跋)4月 勇猛院日統法華玄記捜葉記10巻を著す(奥)7.9 下総玉造日浣肥後人吉の配所に寂61(亀鏡)8月 深草慧明日燈草山要路会註を著す(序)12.16 一妙院日堯止観妙境覆述記を著す(序) 8.5 徳川家綱室顕子卒37(徳譜)
1677 延宝 5
丁巳 霊元 徳川家綱 滅後 396年 日忍 2.27 阿波敬台寺開基智見院日重寂57(過)3.19 西山19代日教寂48(過) 5.3 幕府定書を法華宗諸寺へ布達す(内本書) 2.26 幕府江戸城三丸において金貨を鋳造す(徳記)
1678 延宝 6 戊午 霊元 徳川家綱 滅後 397年 日忍
8.25 京要法寺29代日詮寂(過) ○耶蘇教厳禁の令を下す(徳記) 8.5 諸国大暴風雨洪水(徳記)
1679 延宝 7 己未 霊元 徳川家綱 滅後 398年 日忍
11.2 鳥取日香寺開基摂津阿円乗院日意寂(過)12月 天英院殿家宣の室となる(徳記) 3.10 蓮華院日題日奥徳行記を著す(遺新)5月上旬 京書肆中村五兵衛御書科文4巻刊(刊記)8月 尾張法蓮寺日相御書和語式5巻を著す(奥) 10.19 越後高田城主松平光長の家中騒擾す(徳記)
1680 延宝 8 庚申 霊元 徳川綱吉 滅後 399年 日俊
○日忍法を日俊に付す(石文・聖768)9.4 21世日忍寂69(大過去帳)9.29 日精甲斐杉山有明寺安置日有御影を造立(像銘) 5.20 日還本迹勝劣私記を著す(奥)8月 行学院日朝著祖書見聞23巻刊(刊記) 3月 徳川光圀其の撰集する所の扶桑拾葉集を後西上皇に献ず(西遺)4.29 光圀公卿補任補闕・一代要記・扶桑拾葉集を幕府に進ず(徳記)5.8 徳川家綱卒40(徳記)
1681 天和 1 辛酉 9.29 霊元 徳川綱吉 滅後 400年 日俊
大聖人第400遠忌3月 要法寺版日蓮聖人御伝記10巻刊(刊記)4月 日俊法華本門取要抄記を著す(石蔵)7月 要法寺版注法華経10巻刊(刊記)8月 日俊、大聖人400遠忌、日興・日目350遠忌を修す(聖768)11.15 小栗栖檀林13ケ条格式を定む(8ー320)○日詳出雲松江に生る(聖776) 2.7 幕府上野碓氷八幡宮別当寺僧亮賢に高田薬園の地を与えて護国寺を建立せしむ(徳記)3.2 細草4代高運院日融寂(8ー274)3月下旬 京書肆中村五兵衛日蓮聖人御伝記刊(刊記)8.4 小栗栖初祖妙雲院日承寂68(8ー312)9.1 平賀本土寺17代生知院日述伊予吉田の配所に寂70(過)○鉄眼〔黄檗〕版一切経刊(疏)▽身延日脱身延鏡3巻を纂集す(奥) 6.21 綱吉松平光長家中の騒擾を断ず(徳記)12.13 伊勢内宮焼失(徳記)
1682 天和 2 壬戌 霊元 徳川綱吉 滅後 401年 日啓
日興・日目350遠忌2月 日俊法を日啓に付す(聖763)2月 要法寺版法華義疏刊(刊記)5月 日俊客殿過去帳を再調(大過去帳)○京要法寺において5日間日目350遠忌を修す(寺誌) 9.7 京妙満寺日胤指要鈔鑚仰2巻を著す(奥)3月 黄檗宗鉄眼寂53(続高僧伝) 4.17 朱之瑜〔舜水〕卒83(舜水行実)5.22 池田光政卒74(寛政譜)7.28 幕府加賀藩士木下順庵を徴して儒者となす(徳記)9.16 山崎闇斎卒66(闇斎言行録)9.18 幕府巨艦安宅丸を毀つ(徳記)
1683 天和 3 癸亥 霊元 徳川綱吉 滅後 402年 日啓
2.8 会津実成寺16代日俊寂(過)夏 日精江戸下谷常在寺を日永に付す(精762)11.5 18世日精寂84(大過去帳)12.9 富士妙蓮寺18代日観寂(過)12月下旬 日寛江戸下谷常在寺日永の室に入る19歳(聖774)○嘉伝日悦江戸下谷常在寺に寄宿、此年出雲妙蓮寺に入る(寺誌) 1月 遠沾院日亨著巨水遠沾記2巻刊(刊記)2月 円明院日澄著註画讃刊(刊記)○深草慧明日燈草山清規を著す(別統)○光圀常陸太田久昌寺に三昧堂檀林を創す(近状) 2.3 長崎奉行に令して奢侈品及び珍禽獣等の輸入を禁ず(徳記)6.23 幕府河村瑞軒をして摂津・河内の水路を巡察せしむ(徳記)
1684 貞享 1 甲子 2.21 霊元 徳川綱吉 滅後 403年 日啓
8.7 重須14代日優寂76(過) 2.10 不受義弁院日堯讃岐丸亀の配所に寂(亀鏡)8.8 一音院日暁邪正問答2巻を著す(奥)12.29 尼崎本興寺日顕、日隆聖教目録を著す(寺誌)○蓮華院日題受不受法語を著す(遺新) 8.28 若年寄稲葉正休大老堀田正俊を江戸城中に刺殺す正休も直に殺さる(徳記)10.29 大統暦を廃し貞享暦を行なう(徳記)11.28 保井算哲〔渋川春海〕新暦を幕府に進ず(徳記)12.1 算哲を天文方となす(徳記)12.12 寄合松平忠冬東武実録を撰し幕府に進ず(徳記)
1685 貞享 2 乙丑 霊元 徳川綱吉 滅後 404年 日啓
○日俊大石寺中央大塔造立(塔銘) 2月 法華幽微録4巻刊(刊記)4.22 一妙院日堯白牛通徹録を著す(奥)○深草慧明日燈宗門緊要を著す(別統) 3.26 幕府画工住吉具慶を徴す(徳記)
1686 貞享 3 丙寅 霊元 徳川綱吉 滅後 405年 日啓
4月 保田妙本寺より西山本門寺出入取下げをなす(宗年)9.21 20世日典寂76(大過去帳)○讃岐本門寺僧日尊高瀬に宝光坊を創す(寺誌) 2.7 豊臣義俊法華霊場記7巻を著す(跋)閏3.3 中山本行寺日奥御書新目録を編す(奥) 8.9 幕府宗義真に令して朝鮮互市に金額を1万8千両に定む(徳記)12.15 幕府島津綱貴に令し琉球互市の金額を2千両に定む(徳記)
1687 貞享 4 丁卯 東山 徳川綱吉 滅後 406年 日啓
11.21 京要法寺30代信行院日饒寂64(過)○日忠生る(聖778)○日因磐城黒須野に生る(聖779) 2.14 斎藤新八郎不受の義を信じ三宅島に流さる(徳史)4.1 安国院日講三田問答詰難を著す(亀鏡)8.28 不受日庭佐渡に流さる(宗全21ー74) 1.28 幕府生類憐みの令を下す(徳記)4.11 幕府土地売買を禁ず(徳記)11.16 後柏原天皇以来130年間廃れたる大嘗会を行なう(続史)12月 幕府武具の輸出・海外渡航等を禁ず(徳記)
1688 元禄 1 戊辰 9.30 東山 徳川綱吉 滅後 407年 日啓
8月 大石寺什物京要法寺日辰筆写の御書全部を京要法寺に寄す(宗年)9.3 日永会津実成寺に住す、日寛随行(聖770・聖774)10.20 西山18代法性阿日順寂(過)12.4 日啓留守中定を誌す(石文) 1月 久成院日相法華勧愚抄を著す(奥)3.28 蓮華院日題閑邪論を著す(序)3月下旬 幸浄院日貞不軽品大意を著す(奥)4月 幕府新寺建立の取締を厳重にす(触寛)5月 唯観院日勇法華澄心録を著す(奥)6月 勝光院日耀著法華随力演説抄2巻刊(刊記)6.11 京寂光寺4代日治寂(過)8.5 不受智照院日了讃岐丸亀の配所に寂55(亀鏡)
1689 元禄 2 己巳 東山 徳川綱吉 滅後 408年 日啓
3.3 日東阿波徳島に生る(聖777)3.8 日俊弁破日要義を著す(石蔵)3月 大石寺重須本門寺と宗論して出訴(9ー30)春 日寛細草に入檀25歳(聖774)春 嘉伝日悦妙蓮霊場記を著す(宗年)5.29 日舒〔壽円日仁〕京要法寺に住す(寺誌)6.14 保田23代・小泉24代日体寂39(過)7.5 重須僧日要大石寺を寺社奉行に訴う(9ー30)10.25 堺本伝寺中興雲海院日乗寂(過)11.16 重須本門寺より大石寺を寺社奉行に訴う(9ー29) 2.4 京妙蓮寺22代・細草3代信入院日崇寂75(8ー274)法華玄義崇抄8巻・文句崇記9巻の著あり5.2 安国院日講日念の名に託して堯了状能破条目及び追加2巻を著す(亀鏡)7月 運敞著谷響集10巻刊(刊記)○妙悟院日玄池上に南谷檀林を創す(別統)
1690 元禄 3 庚午 東山 徳川綱吉 滅後 409年 日啓
2.18 日俊寺社奉行に返答書を出す(9ー34)3.27 大石寺・重須本門寺両寺出訴を取下ぐ(9ー34)5月 日寛集解抄を記す(石蔵)10.1 保田21代・小泉22代日重寂71(過)○一要院日達丹後周枳に妙受寺を創す(寺誌) 10.21 京寂光寺5代日香寂(過)○安国院日講日向佐土原の配所において録内啓蒙草案33巻及び同条目2巻を著す(亀鏡)○中山日久満行日順指導のもとに身延・中山の相伝書の交換転写を行なう(延文) 7.9 忍岡孔子廟を湯島に移さしむ(徳記)10.14 徳川光圀致仕し養子綱条嗣ぐ(徳記)12.22 昌平坂孔子廟成る(徳記)
1691 元禄 4 辛未 東山 徳川綱吉 滅後 410年 日啓
2.6 保田20代・小泉21代日有寂82(過)4.17 日寛集解序草鶏記を記す(石蔵)5.14 日寛集解上本草鶏記を記す(石蔵)10.29 22世日俊寂56(大過去帳) 1.10 安国院日講録内啓蒙の再治を始む(亀鏡)1.13 東漸院日逞末法燈明記を著す(奥)4.28 悲田の新義停止(延文)4.30 幕府諸大名に令して悲田派を禁止せしむ(徳記)7.12 幕府不受日起等68人を伊豆五島に分流す(宗全21ー95)8.22 幕府僧覚彦に湯島の地を給し霊雲寺を建立せしむ(徳記)12.16 下総島妙光寺主不受を唱え遠島せられて寂(金覚過)○唯観院日勇三宝讃嘆記を著す(奥) 1.13 幕府林信篤を蓄髪せしめ大学頭に任ず、是より需者皆蓄髪す(徳記)2.7 忍岡の孔子像を大成殿に遷す(徳記)8.17 熊沢蕃山卒73(寛政譜)