水稲のカドミウム吸収抑制 |
土壌中に高濃度のカドミウムを含んでいる汚染田に対する最も確実な対策は、カドミウム含有量の少ない土壌の客土による土壌改良ですが、多額の経費がかかるという難点があります。 そのため、汚染田における水稲栽培においては、出穂期を中心に出穂前と出穂後の各々3週間の湛水管理によって土壌を還元的な状態に保つことで、土壌中のカドミウムを溶出しにくくし、稲への吸収を抑制する方法がとられます。 なお、出荷に当たっては玄米および精米中のカドミウム濃度が基準値(米1kg当たりカドミウム0.4mg)以下でなければなりません。 |
関連する設問 | |
水稲のカドミウム吸収抑制 |
GAP学習システム | ||
前書き GAP学習システムの概要 | 第6章 作物保護と農薬の使用 | |
第1章 GAP概論 | 第7章 廃棄物の管理 | |
第2章 農場管理 | 第8章 農産物の安全管理 | |
第3章 土壌と養分の管理 | 第9章 事故防止と労働安全 | |
第4章 農場の水管理 | 第10章 環境と生物多様性の保護 | |
第5章 農薬、肥料等資材の管理 | 第11章 応用問題 |