ステアリングスイッチ製作


前回の改造で、ステアリングを交換した事で、操作感はかなり向上しましたです。(^_^)

ですが、当然、交換したステアリングには、スイッチが付いていません。

メニューの操作や、車のセッティング等は、ジョイスティックで対応できるので支障は無いのですが、
操舵角200度⇔900度の切り替え、GT4Pの走行ラインの表示・非表示など、
スイッチが無い事による、細かい操作の制限が出来てしまいました。(~ヘ~;)

これはいけませんです。(゚∀゚ )

って事で、早速ステアリングに改造を施しましょう。(≧∇≦)



まずは、純正ステアリングの基板の配線を把握しなければなりませんね。

とりあえず、配線を分かりやすくする為に、色分けしてどのように繋がっているか調べてみましょう。
配線色分け 旧GT Forceの配線は、6個のスイッチ7本の配線で繋がれていましたから、
 とても分かりやすかったんですが、
 GT Force Proでは、16個のスイッチ8本の配線で繋げられています。

 基板を見ると、配線が入り組んでいて複雑そうですが、
 調べてみると、結構単純な構造でした。


どうやら、プラス電極4本・マイナス電極4本で構成されているようです。
(旧GT Forceは、プラス電極6本・マイナス電極1本)

各スイッチに対応した配線は、下の図通りです。
配線振り分け
 (赤枠がプラス電極で、黒枠がマイナス電極です。)
赤⇒黄=SELECT
赤⇒緑=△
赤⇒青=L2
赤⇒黒=上

茶⇒黄=START
茶⇒緑=○



って具合に、各スイッチ(16個)に、振り分けられているようですね。


さて、配線の次は、電子部品ですね。

使われている部品は、全部で3種類。
電子部品 ・発光ダイオード(右上)
 ・抵抗(中下)
 ・   ・・・(左下)

 左下の部品は何なんでしょう?(~_~;)

 あまり、電子部品の知識の無い私には、分かりませんです。(´▽`;)ゝ


・・・・って事で、これにて終了!('◇')ゞ




と、悩んでいる時、掲示板にこんな書き込みが。

『ステアリングスイッチの制作の件で、写真がぼやけているのでなんともいいがたいのですが、マトリクス配置のスイッチだと通常は、逆流防止のダイオードが各スイッチ回路に入っているはずです。基板の部品番号もD15となっているので、ダイオードではないでしょうか?

なるほど〜。Σ( ̄□ ̄;)!!

部品番号の『D』は、ダイオードの『D』ですか。
確かに、発光ダイオードの部品番号も『D・・』ですから、ダイオードで間違いなさそうですね。

・・・さん、御助言有り難う御座います。m(_ _)m 勉強になります


では、早速ステアリングスイッチ設置用の基盤を作りましょう。
っと、その前に、ちょっと電子部品に関して、お勉強しておきましょ。(^_^;)
『趣味の電子回路工作』 初心者にも分かりやすく解説してくれているので、大変有り難いです。m(_ _)m



ステアリングスイッチ用基板 で、完成した基板がこちら。

 ダイオードは、普通の2端子の物を使いましたです。
 (3端子のダイオード売って無かったっす(~_~;)

 配線の仕方が、いかにも素人丸出しですが、
 基板製作初挑戦って事で、大目に見てやってくださいな。(´▽`;)
 (恥ずかしいので、拡大表示は無しです(^_^;)

基板使用部品
部品名 数量
ユニバーサル基板 (ICB86G) 1
発光ダイオード (GL5PR8) 2
ダイオード (1SS133) 16
1/4Wキンピ抵抗 (2.7KΩ) 2
2.5mmピッチコネクタ (EH4PS) 4
2.5mmピッチコネクタ (EH4PL) 6



次は、基板とスイッチ類を固定するパネルを作りましょう。
パネル型紙


 まずは、ダンボールで大体の形を決めます。

 なるべく操作の邪魔にならないように、できるだけ小さく作りましょう。




ボタン設置位置確認用試作パネル

 形が大まかに決まったところで、
 薄いプラ版で仮型を作り、スイッチ類の正確な位置を決めます。

 ステアリングのスポークに干渉しない様に設置しないといけないので、
 自由に位置を決められないのは、辛いですね。(~_~;)




スイッチの設置位置は大体決まりましたが、問題は、十字キーをどう作るかですね。

最初は、コンシューマ機のコントローラーの十字キーを流用しようと思いましたが、
上手く設置するのは難しそうです。(~ヘ~;)

・・・まぁ、悩んでいてもしょうがないので、それなりの物を作っちゃいましょう。(^_^;)
十字キー用基板

 厚みが有り過ぎると、隙間に入らないので、できるだけ薄く作ります。

 スイッチが4つに分かれているので、十字キーとはいえませんが、
 あまり高い操作性は必要ないので、これで十分でしょう。(´▽`;)


基板使用部品
部品名 数量
ユニバーサル基板 (ICB86G) 1
タクティルスイッチ 4
2.5mmピッチコネクタ (EH4PL) 2



スイッチ設置用パネルパネル裏
では、アクリル版でパネルを作って、
基板とスイッチ類を設置しましょう。

カーボン板で作る事も考えたんですが、
予算が・・・_| ̄|○
(後でカーボン調シートでも貼っときましょう)



ステアリングスイッチ接続コードステアリング穴
さて、このままステアリングに付けても、
ただの飾りなので、接続用のコードも作ります。

ステアリングにも、配線を通す穴を開けます。

しかし、今回の改造は配線作業が多い。(~ヘ~;)




ステアリング前面ステアリング斜面
それでは、パネルをGTFPに取り付けましょう。
(両面テープとタイラップで固定)

・・・なかなか良いですな。(゚∀゚ )
(ちょっと安っぽい感じはしますけどね)






と、言うわけで、完成です。ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわぁい♪
完成1完成2やはり、ステアリングから手を離さずに操作できると、
とっても楽です。(=^∀^= )

気になっていた、十字キーの操作性も、
それほど悪くはないですし。

もちろん、LEDもちゃんと光りますよ。(^_^)


はぁ〜。 今回の改造は、なんか疲れました。_| ̄|○ふひぃ〜

基板製作なんて、電工の知識が無いのに少し無謀でしたが、いい勉強になりましたよ。(^_^;)



今回使った部品

  価格 合計
ユニバーサル基板 (ICB86G) 162 2 324
発光ダイオード (GL5PR8)(2個セット) 94 1 94
ダイオード (1SS133)(3個セット) 84 6 504
1/4Wキンピ抵抗 (2.7KΩ) 31 2 64
2.5mmピッチコネクタ (EH4PS)(オスメスセット) 84 4 336
2.5mmピッチコネクタ (EH4PL)(オスメスセット) 84 8 672
タクティルスイッチ 68 4 272
スイッチ(大) 189 2 378
スイッチ(小) 105 8 840
アクリル板 682 1 682
配線類・その他 在庫品    
      総計
      4166

近所のお店の価格なので、店によって、
若干の価格差はあると思います。
(今回から、税込価格です(^_^;)


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