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'99.6.30
 先日「美術手帳」の98年12月号を(なぜか今頃)読んだのだが、特集は「マンガ」。ここで大友克洋のインタビューがあり、彼の仕事を回顧的に一覧できる。これをみて久々に「アキラ」が読みたくなって全6巻を行きつけのサテンで二日間約10時間かけて一気に読んでみた。マスターに嫌な顔をされた!感想を書いていたら長くなったので別ファイルにしました。

 先週末の朝まで生テレビを録画して見てみた。おもしろかった。盗聴法がどんなものかを知るのには非常に良かった。民主枝野さん、社民保坂さんはほんとよく研究している。田中康夫も。宮崎学が暴露発言したときの自民元警察庁平沢の狼狽ぶりは笑えた。




'99.6.23
 PUFFYの「FEVER FEVER」を買った!ついでにdoubleの「Crystal」も買ってみた。
Dragon Ashってイイヨね!はじめてラップ聴いてセンスがある、と思った。

先週からギックリ腰になっていて大変だった。やっと日常生活が支障なく送れるようになった。




'99.6.2
 先日、千葉だったかの公園に、ナインティナインがやってきてテレビのロケをやるらしいといいうウワサが、女子高生や若者達の間で携帯電話・E-mailを介して瞬く間に広がり、実際に500人ほどが集まり警察沙汰になるという事件があったらしい。現代のコミュニケーションツールの底力だ!現代は個人個人がほんとうにネットワーク的につながっていて伝搬が速い。

 昨年、敦賀市で「エネルギープラザ」という、ま、平たく言えば町おこしシンポジウムが開かれ全国から多くの人が集まった。メインのシンポジウムでアドバイザーとして招かれた”フランキーオンライン”の高城剛は、敦賀市長に「来年開かれる敦賀港開港100周年記念イベントにどうしたら人を集められるか」と聞かれたのに対し、「簡単です。おもしろいことをやればいいんです」とサラリと言ってのけた!「今の人たちは携帯電話ですぐに連絡を取り合う、おもしろい映画を見たら、映画館を出た瞬間に”おもしろかったよ”、つまらなかったら”つまんなかったよ”と誰かに伝えたくてたまらないんです。そういう情報は瞬時にどんどん広がっていく、おもしろいことをやれば何もしなくても人が集まる。逆につまらなかったら人は来ません。」と続けた。

 自然に形成された、このような個人と個人がつながったネットワークこそは私たち”市民”が今後うまく利用することによって大きな力に変えることができるものだと思う。

 そこでこのページの提案だが、いままでなにか政治や権力に対しては一般市民はあまりに無力で、何かが決められてもなんの抵抗もできない(抵抗はいくらでもできるが変えることは何一つできない)と思えたが、人のコミュニケーションを盗み聴くことに対して現代のコミュニケーションツールの力でもって一矢報いることができるかもという話である。

法案賛成議員と反対議員



 それにしても、昨日のNEWS23の田中真紀子さんの弁舌は見事というしかない。しかし、やっぱり「委員会には何を決めようとしてるのかわかってない人もいた」ということ!あきれはてるね。




'99.5.20
「マリリン・マンソンと銃社会」アップ

 そうそう、書こうと思って忘れていた。もう随分前になってしまうがレンタルビデオで「大怪獣東京に現る」を見た。タイトルとはうらはらに舞台は福井県三国町。三国町の主婦が桃井かおり!キャッチフレーズは「怪獣の現れない怪獣映画」。関西に地震が起こったときも”ひと事”だったが、東京に怪獣が現れてもやっぱり”ひと事”!!でもさすがにびわ湖までやって来たときには自分のことになってきた(やっぱ戦争なんてよその国のこと!)。エンディングはとってもシュール。
 しっかり三国町でロケしているのがおもしろい。知人の話ではスタッフは東尋坊ユースホステルに泊まっていたらしい!
 是非ご覧下さい(3月頃の新作棚にあった)。




'99.5.8
 先日BS2で、深夜、デビッド・ボウイの「ジギー・スターダスト」をやっていた。メチャメチャカッコイイ!!最近都会ではグラムロックが流行っているそうだ!ちなみにグラムというのはグラマラスらしい。要するに近年のビジュアル系というのはグラムロックの再来?とか言われているよう。しかし、あれほどに奇抜なコスチューム&メイクで当時で倒錯の極みのようにも思えるボウイのジギースターダストを見ると安易にそうは思えない。実際あのライブで失神しそうになりながらも嬌声を上げているファンと同世代かも知れないと思える自分も、その当時には熱狂の渦は理解できなかった。今見ても奇抜と思えるその出で立ちはもう充分に革命的だ。それが随分後にならないといいと思えなかったことが至極残念。あのオーディエンスの中にいられたらどんなにいいかと思ってしまった。このページでは音楽についてあれこれ書くことが多いが、私が一番執着していることを実はまだぜんぜん書いていない、という一つがデビッド・ボウイである!

 今日の阪神の勝利は格別である。助っ人のホームランはもちろん嬉しいのだが、やっぱり生え抜き八木の打棒で勝利したことは、彼が4番を何度も務めながら勝てず、歴史に残るような「4番打者」にはなれなかったという姿をずっと見てきたものには格別だ。彼が打席に立つと甲子園の「輝け八木裕」の横断幕が目に浮かぶ!

 フジテレビでやってた「ミンボーの女」を見てしまった。初めて見たときはおもしろかったが、今見ると、こんなにもやくざを悪者にしていいのかなぁ...と思ってしまう。とにかくなにか社会悪を祭り上げることで市民は納得して、ホッと胸をなで下ろし、痛快に娯楽として楽しんで、同じ方角を右斜め45゜を向いてしまう。そうするうちに結局「コソボやむなし」とか言い出してしまいそうだ。しかしこれも時代背景だろうか。伊丹監督が今の時代ならどんな映画を作っただろうか...。




'99.4.27
 近年テレビがおもしろくないなぁと感じていたのは、野球を見て興奮することがなくなっていたからというのが一つの原因であることがわかった。祝!阪神6連勝。勝率5割、なんといい響き。阪神が勝っている中継を見るのはやっぱり興奮するのだ。同様に、最近はペルージャの試合も気になるところ。しかし、J-リーグ開幕時はゴールデンタイムにJ-リーグ中継やってたのに、最近はペルージャの試合は中継しても国内の試合なんか見向きもされない。ちょっと人気が落ちるとひどい対応だ。

 ガイドライン法案?衆院通過?ニュースは関心を持って見ようと思ってはいてもどうにもガイドライン関連だけは良くわからない。これはやっぱ筑紫さんも言っているように言葉がわかりにくい。わかりにくくして問題点が指摘される前に通してしまえと言う意図が見え見えだ!ほんとに”戦争マニュアル法”とかに言い換えてもらえないだろうか...。実際、議員の人たちも言葉に現実味がないあまりに何を決めようとしてるのか良くわかってないんじゃないだろうか。

 福井市議会議員選挙、投票した市民派の候補者は残念ながら落選。市民派と呼ばれる人が複数出た結果共倒れしてしまった。二人分足せば一人くらいは当選させられるのに。
 苦節40年?18回挑戦の(年輩)新人候補は96%開票時点までは当選枠の最後の一人に入っていたのに最終結果では一つ下の順位だった現役候補者に逆転されてしまっていた。こんなことってあるのだろうか?同姓の候補がたくさんいれば姓だけ書かれた票を暗分したりするだろうが、それはないのだ。疑問票振り分けで、当落線上の人が逆転するなんて、しかもこの人がほんとになるのか!っていう新人を現役が逆転するなんてできすぎてる、と思うのは私だけ?どんな票が入って逆転したのかなんていうような情報は公開してもらえないのだろうか...。




'99.4.21
 クリントン曰く、「武器を使わずに怒りを表す方法を子供達に教えなければならない」。

 おまえが学べーー!




'99.4.20
 やっと3/7の奥田民生コンサートのレポートをアップすることができた!おおかたは直後に書いていたのだけど。

 ”SPEEDはタカコ”というのをようやく世間が認めたようだ。ソロでCDは出すし、CMもソロでの出演が目立ってきた。EPSONのCMでさえ表に出始めた!!僕はもう1年半くらい前から”SPEEDはタカコ!”と言い続けていたのに!!
 でも若い世代にはイマイチウケてないみたいだけど。




'99.4.15
 今夜はCDを聞きながら酒を飲んでいる。
 仕事しすぎと酒の飲み過ぎで体をこわして以来、飲んだり飲まなかったり、この5年ほどは完全に酒を止めた生活を送っていた。酒を止めた、というか、飲めない体になったということを自覚することは、”女にフラれた”とか”会社を辞めた”というようなことよりやはり精神的に辛かったように思う。それは若いときは成長するにしたがって得ることばかりだったのが、これからは、年を経るということは何かを一つ一つ失っていくことなのか、ということの最初に、酒が飲めなくなったか...ということを実感させられたことである。

 この正月に試しに飲んでみたらナンともなかったのをいいことに、最近好きなように飲んでいる!
 昔は飲んでさえいればいいように思っていたけど、長期の禁酒期間を経て思うのは、やっぱり酒は良くない!!酒は何でも適当に解決してくれる。困ったら酒、悩んだら酒、気分が悪いと酒、楽しくても酒...。これは実際良くない。それぞれの苦悩(や快楽)を正面から受けとめるキャパシティーを持ちながら、そして、夜も酒に頼らなくても寝られる生活を送れるだけの精神的な強さ(余裕)を持って生きたいと、あらためて感じることとなった。酒を飲まなければ寝られない、というのは精神的に未熟なのだ。と断言してしまおう!(実際、以前は内臓のどこかが痛くて、飲まずには寝られなかったのだが、これもある種、精神的な弱さだったのだと思う)
 でも、自殺流行りの昨今に言うのではないが、酒がなかったら自殺者は多いだろうなぁと思う。だって、夜な夜なシラフで自分と向き合ってしまうと人生をまじめに考えちゃって死にたくなるでしょう。ジッサイ、酒デモ飲マナキャヤッテラレナイのである。
 緩慢なる自殺行為なんて誰が言ったのか!?酒なんか飲んでた日にゃ、いつまでたっても死ねやしないのだ!!
 やっぱ、飲まずに世の中の不条理に対峙して飄々と生きる術を身につけたいものである!!

 今日のCD、一枚目は友達が貸してくれたスピッツの「花鳥風月」。スピッツ好きなのだ。これは結構いい。
 二枚目はブックオフで1580円で売ってたイエモンの「パンチドランカー」。 前からアルバム買ってみたいと思ってたけど、今の”so young”がメッチャイイので、なぜか前作を買ってみた。やっぱ、彼らは”最後のロックバンド”か!!
 三枚目はやはり、Charのニューアルバム「I'm gonna take this Chance」。サイコー。

 アルコールは、キリンに始まり、住吉(日本酒)、チリ産シャルドネ(ワイン)と進んでいます!!バーボンのストックがないのは残念な限り。

 ああ、酔ってるとつい恥ずかしいことを書いてしまった。



'99.4.6
 タミオのライブレポートもアップできないまま1カ月...、日記書くのもかなりエネルギーが必要です。

この一ヶ月は...

3月も依然として編集の仕事が終わらなかった。

 3月21日は、NTT/ICC(TOKYO)で、パフォーマンスの撮影。パフォーマンスはオペラシティータワーのガレリア(屋外エントランスロビー)に大規模にステージ等が設営されて行われた。ステージの総延長が約100mはあろうかというもの!1日限りのパフォーマンスのために夜を徹して、階段づたいに長々と作られていきました。
 大きく3つに分かれる内容は、1部が現代美術作家岡部俊夫が自身の創作物で構築された作品世界の中で行うパフォーマンス、2部はコネクテッドというところのセレクトによるファッションショー、3部がノイズのカルトヒーロー、メルツボウ秋田昌美氏のノイズステージ。
 岡部さんのインスタレーション作品の設置がまた、当日朝6時から始められましたが、パフォーマンス開始の夜7時に間に合うかどうかというくらいの大変な作業。重たい鉄の塊を組み上げた”装置”が次々に運ばれていきました。バイトの学生諸君はホントによく頑張った!!
 それにしても東京は寒かった(全国的に寒かったようだけど)。
 これもまた詳細は後日に...!

 3月26日、武生市で「越前冬の音楽コレクション」をお手伝い。出演は小室等(Vo,g)、荘村清志(Class.g)、高橋アキ(pf)、谷川俊太郎(guest)、で、武満徹の曲を演奏。武満徹と言えば難解な現代音楽かと思いきや、谷川俊太郎の詩にメロディーをつけた情感あふれる美しいメロディーの曲もあり、認識を新たにしました。それらを小室等さんが歌っての3人のコラボレーションステージはほんとうに素晴らしいものでした。
 荘山さんは比較的我が道を行く人で、高橋アキさんとの掛け合いのところなどはアキさんが細やかに気を遣うのが伺えて、ほんとうに人柄が出るセッションでおもしろかった!!
 本番後のパーティーで小室さんと話す機会があり、私が過去に持っている彼の印象=フォーライフを作った頃に出した企画アルバム”クリスマス”で彼が収録していた「Oh holly night」が非常に強く印象に残っている、という話=をすると、彼は懐かしがっていた。さらに、当時テレビドラマの主題歌になった「おはようの朝」という歌が、中学生くらいだった私にはこんなにも内省的な歌があるのかと驚いて大好きだった、という話をすると、あれは谷川さんの作詞だと聞かされ驚いた。さらに話してくれたエピソードは、ドラマの進行に従って、それを見て感じたものを谷川さんが順次作詞していき、それに小室さんが曲をつけて、ドラマの中に次々に挿入歌としてフィードバックしていくという試みをやっていたとのこと。何とも興味深い実験をやっていたものだ。そこで作られた曲がアルバムにもなったという、是非とも聞いてみたいが、もう手に入らないだろうなぁ....(誰か持ってないかなぁ...ちなみにドラマは「高原へいらっしゃい」という田宮次郎主演で、高原にできたホテルの経営を巡る人間ドラマといった感じのもの−持ってる人がいたらどうか是非ご一報を!)

ちなみに「おはようの朝」の冒頭
夕べ見た夢の中で、僕は石になっていた
見知らぬ街で、人に踏まれ、声を限りに叫んでた
夜の心の暗闇から、夢は湧いてくる
...この後は失念...





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