GAPとリスク管理 
  GAPの基本は農業者自らが「環境の保全」や「作業者の安全」「農産物(食品)の安全」を実現することにあります。
 そのためにはこれらを脅かすかもしれない原因となるもの(危害要因)がどこに存在し、どれだけの確率で発生するかというリスク評価をすることがリスク管理の第一歩となります。

 リスク = 危害要因の重大さ × 当該危害要因に出会う確率

 リスクは危害要因によって生ずる被害の大きさに当該危害要因の発生確率を掛け合わせたものに比例します。そのため重大な被害を生じる危害要因であってもその発生確率をゼロにするか限りなく下げることによりリスクをなくすか小さくすることができます。

 
関連する設問 
リスクの大小を表す式 


 GAP学習システム  
 前書き  GAP学習システムの概要  第6章  作物保護と農薬の使用
 第1章  GAP概論  第7章  廃棄物の管理
 第2章  農場管理  第8章  農産物の安全管理
 第3章  土壌と養分の管理  第9章  事故防止と労働安全
 第4章  農場の水管理  第10章  環境と生物多様性の保護
 第5章  農薬、肥料等資材の管理  第11章  応用問題


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