燃油の正しい保管 
  農場で燃料油が流出すると、水質を汚染し重大な被害を与えることがあります。油は水の表面を伝って短時間で広範囲に拡散するとともに、乾いた土壌であれば、地下に入り込むこともあります。
 燃料油貯蔵設備等の破損やバルブの締め忘れ等により、油が用排水路や河川等に排出されたときは、緊急時対応計画によって準備された対策を直ちに講じなければなりません。
 万一漏出した場合でも、河川等に流れ出ないように、市町村条例等の基づき燃油貯蔵設備の周囲には防油堤や溝を設置して下さい。保管場所には、消火器や砂などの消火設備を備え、火気厳禁表示をして下さい。
 
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 燃油の保管施設


 GAP学習システム  
 前書き  GAP学習システムの概要  第6章  作物保護と農薬の使用
 第1章  GAP概論  第7章  廃棄物の管理
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 第3章  土壌と養分の管理  第9章  事故防止と労働安全
 第4章  農場の水管理  第10章  環境と生物多様性の保護
 第5章  農薬、肥料等資材の管理  第11章  応用問題


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