私の職場−福井県農業試験場−の紹介
「明日の農業研究アドバイザー懇談会」が開催される。
平成8年12月6日、農業試験場大会議室で、生産者、消費者、県OB、大学の人などから構成する「明日の農業研究アドバイザー懇談会」がありました。これは、これまで研究の農業試験場で行われてきた研究が本当に県内の生産者、消費者に役立っているのかという反省に立って、初めて行われたものです。参加者から率直な意見を伺って、これからの研究に反映できるものは積極的に取り入れていこうとするものです。
これからの研究にどう反映するかがこれからの課題となってきます。このような取り組みは県レベルの試験場では初めてのことだということです。
懇談会の後に、杉本忠利氏に研究のあり方についての講演を受けました。
「来て見て農試再発見!」が開催される。
平成8年6月21日、22日に農業試験場を一般に開放し、試験場の研究成果を知ってもらうとともに、農業者の方に親しみのある機関として再認識してもらう機会となりました。1日目はあいにくの天気でしたが多くの方が訪れ、2日間で入場者は1600人にも達しました。
コシヒカリの碑:良食味米コシヒカリは福井農試で育成、登録されました。その後、日本を代表するような品種になり、それを記念して1984年に建立されました。
年3回の栽培による水稲育種(世代短縮温室)
本場育成の新しい水稲品種ハナエチゼン(下)とフクヒカリ(上)
大区画圃場を活かした低コスト乾田直播栽培
細胞(プロトプラスト)の融合
微生物による病害防除法の開発
土壌養分の解析
昆虫の動き(行動特性)の解明
圃場からの養分流失量の測定
合理的な農業経営の診断
海外との技術交流