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あぜみちの会

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■あぜみちの会とは

 あぜみちの会は、農家が自分の意見をまとめた本を執筆することを支えるための会(農家8名と支援機関7名)が母体となり1991年に正式に発足した。
 その後、女性農業者が自分たちの思いを書いた本を発刊したり、農業者の手による収穫祭の開催、ミニコミ紙「みち」の発行などを手がけている。
 これらの活動により、農業者のネットワークはアメーバの様にどんどん広がっている。このネットワークを利用し、これから何を仕掛けるのか楽しみな会である。


TOPICS


2000年秋の収穫祭
日時 : 平成12年11月23日(祝)
    午前10時〜午後3時

場所 : 農園たや
福井市高屋町32-35 電話 0776-55-0336
田谷 満さん、美千代さん

2000年収穫祭スナップ写真
大勢のご来場ありがとうございました

収穫祭開場となった温室 農場主夫妻(田谷満・美千代) 賑わう会場内風景
野菜カクテルのサービス 会場内の一隅で 賑わう即売
第2回中川賞の表彰式 ホルン四重奏 もみがらによるサツマイモ
フラワーアレンジメント 参加者自身によるつまみ菜収穫

ごあいさつ
  農園たや  田谷 満、美千代

 から梅雨に続き、雨の降らない異常に熱い夏。一転して局地的な大雨と水になやまされた数ヶ月でしたが、本格的な秋となり作物も順調に育っています。
 今年の"秋の収穫祭"は、当農園のビニールハウスの中で行うことになりました。
 高屋施設園芸生産組合のメンバーをはじめとし、JA青壮年部、JA女性部の皆さんや、私ども二人の呑み仲間達(田舎の兄ちゃん姉ちゃん)が趣向をこらして、皆さんとワァー!≠ニ楽しく遊びたいと思います。
 皆様のお越しをお待ちしております。
                  みつる


収穫祭催し物ご案内


体験コーナー
・野菜の収穫(ハクサイ、ツマミナ、ゴボウなど)
・お正月を飾る布製リース(福井市 フラワー野山)
・ハンギングバスケット   (福井市 坪川さん、農園たや)
・ フラワーアレンジメント(福井市 見谷さん)
・竹かご作り(朝日町 北さん)
・しめなわ作り(福井市 桜井さん)

イベントコーナー
・もちつき(JA福井市青壮年部河合支部)
・カフェコーナー(美千代さん、満さんの友だち) コーヒー ケーキ ジュース 生ビール など
・とれたてカクテルヌーボー からだにやさしいお祭り (日本バーテンダー協会 福井支部長 堀川さん)
・ホルン演奏(福井ホルンクラブ)
・踊りYOSAKOI いっちょらい 2000年≠ネど  (高屋町女性部 真美体操クラブ)
・子供遊び広場 スマートボール、ゲーム 他
・モミ殻で焼くヤキイモ<無料>
・子牛と遊ぼう(福井市 名津井さん)
・ソバ打ち実演と販売   (福井市 樅山さん、丸岡町 前田さん)

あぜみち中川賞 授賞式
・夢にあふれた若手農業者を表彰します。

農業図書販売
・あぜみちの会、農文協 展示コーナー
・お札を越えた価値観を求めて 〜インドネシア・スタディツアー〜
  (福井県青年海外協力隊等を支援する会)
・写真(三国町 古道さん) ・墨絵(福井市 名津井さん)
・俳句(福井市 中川さん) ほか

販売コーナー
・各種野菜 (高屋施設園芸生産組合と仲間達)
・キュウリ (福井市 五十嵐さん)
・ネギ (福井市 中利さん)
・コカブ (福井市 中橋さん)
・ナシ (芦原町 小嶋さん)
・しいたけ (織田町 姉崎さん)
・えのき (福井市 松井さん)
・里いも (大野市 源内さん)
・牛乳 (福井市 名津井さん)
・温泉たまご (三国町 古道さん)
・魚干物 (越前の魚)
・木酢液 (福井市 杉本さん)
・木っ葉ずし、木っ葉ずし弁当(永平寺町 若鮎グループ)
・そばクッキー、野菜クッキー (美山町 そば加工研究会)
・クッキー (池田町 グループSin)
・いもぼた田楽 (池田町 伊藤さん)
・パンジー ビオラなどの花苗 (農園たや)
・ポインセチアなどの花苗 (福井市 見谷さん)

<販売の内容は当日変更することがあります>

・あなたも参加してみませんか?


秋の収穫祭 1999.11.23祝日午前10時〜午後3時 武生市白崎町 上良農場

上良農場での第6回秋の収穫祭のスナップ等を掲載しました。


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さらなる夢(1998年収穫祭)

どうなる事かと心配していた収穫祭。
 多くの人達の参加を頂いて、盛大に行うことが出来ました。
 何日も前から準備して頂いた会員の皆様、お力添えを頂いた皆様に心からなる感謝を申し上げます。
 自分で作った物を、自分で価格を決め、自分で売る……。
 という長年の夢に一歩近づくことが出来た喜びに浸っているところです。
 今度の収穫祭で、地域の人達に行政とか農協といったところの手を借りずに、農業者と仲間達だけでもあゝいった事が出来るんだという事を知ってもらえた事。
 そして何をするんだろうか、どうするんだろうかと思っていた人達が、多くの方々に来て頂いたことに“ビックリ”……。
 “よかった”“よかったのう”と喜んでもらえた事。
 これが私にとって一番の収穫ではなかったかと思っております。
 また、家族全員が参加出来た収穫祭、これを機に自分の夢に向けてさらなる一歩をと思っております。
 今後とも皆様方のお力添えをお願い致しますと共に、今回参加頂いた多くの皆様に「みち」の紙面をお借りして感謝申し上げ、お礼とさせて頂きます。ありがとうございました。(永平寺町 道下博信:「みち」20号より引用)


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杉木立の中の収穫祭(1997)


 山裾の高台をのぼって、新興団地を前方に見ながら車を右折させると、道路に落ち葉が散り敷いてあって、「エコロファーム山崎農園」はすっかり晩秋の中である。  山里にある山崎さんの農場は三方を杉木立や雑木林に囲まれていて、南の方角が谷間に落ち込んでいる。対する低い山々との間には田畑や家並みや道路が走っていたりする。風景はすっかり枯れ果てているが、穏やかな生活の匂いがあって、見るものの心をなごませる。山崎さん夫婦の人柄がその風景のなかにすっぽりと収まっていると、僕には感じられる。(中略)
 農場の入口には朝早くからたくさんの人たちが集まってくれて、「これまでにないこと」と僕たちを喜ばせた。その後も陸続とお客さんがきてくれて、広い農場は華やかな雰囲気につつまれた。(中略)
 2棟のハウスのなかでは、常連の売り手たちのほかに地元で朝市を開いている人たちも加わって即売会をやっている。いつもながら、この市場が圧倒的人気である。収穫祭に来てくれる人たちの一番のお目当てもこの即売会だと思わせる。地域の人たちが農業者に寄せる期待が農産物、それも顔の見えるそれだと言うあたりまえのことがことさらに実感される。(中略)
 もう一つのハウスでは新しい試みとして「百姓トーク」が開かれた。山崎さんはこれまで「あおぞら塾」を塾長として主宰されている。最近は織田町だけでなく、福井や鯖江からも塾生が集まってくるという。最近、家の光協会から出版された「全国農業塾データブック」に福井県で唯一つ掲載された貴重な存在である。そういう山崎さんの意向もあって開かれたのだが、中川・古道・名津井さんは、僕たちあぜみちの会のリーダーでもあり、それぞれ独特の味と実践に裏づけられた深みのある話をされた。
 杉木立に晩秋の早いタ闇がせまる頃、僕たちはすっかりこの一日に満足して、いそいそとご苦労さん会の席についた。(福井市 屋敷紘美:「みち」16号より引用)


1996 秋の収穫祭

1996年で第3回になる農業者による収穫祭が11月23日(祝)に開かれました。今年は福井市南部の杉谷町の山元基嗣・あけみご夫妻の農舎を中心に行われ、農業者、消費者など約800人くらいが参加されました。私もスタッフの一人として受付を担当しました。昼頃には酒井市長もこられ、農家の方と色々話をされて行かれました。
 当日撮ったスナップ写真の一部を掲載します。少しでも雰囲気を感じていただければ幸いです。
 ご来場下さいました方々にお礼申し上げます。

今回の会場となった山元農場の農場主


詳しくは福井の人々をご覧下さい。



 これまでにあぜみちの会で発行した本は以下の通り。

*中川清著「あぜみちのシグナル」1991年5月発行
*名津井萬、上良茂、川崎秀男、安実正嗣、中川清著「あぜみちのシグナルパートII」1993年6月発行
*名津井萬、上良茂、川崎秀男、安実正嗣、中川清著「あぜみちのシグナルパートII」1993年6月発行
 *季刊のミニコミ紙「みち」1994年1月創刊
*名津井萬著「画文集九頭竜川」1995年12月発行
 *女性18人のエッセイ集「風のささやき、土のつぶやき」1996年3月発行

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