'00.12.29
なぜかクリスマスに思い立って、福井県庁のページに以下のような意見を出してみました。
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福井県知事 栗田幸夫様
もんじゅ再開に反対です。もう原発の時代ではないという時代の(世界の)趨勢がなぜおわかりにならないのでしょうか?不思議で仕方ありません。
原発がいくつか停止しても都市部の電力が賄えるということは今年はっきりしたと思います。原発がそれほど必要ではないということは次第に明らかになっています。未来を見据えた方策としても燃料電池などの新技術の方が有望視されているのももう周知の事実です。国策であっても、県民のためにNOを言っていただくことはもちろん求められますし、地方自治者であっても国よりも大局を見通して、言われるままでなく適切な判断をしてくださることこそ、知事として県民から尊敬を集めることになるのではないでしょうか。
また敦賀市と同様、原発(のような迷惑なもの)を国から押しつけられるのなら見返りに地域振興策を求める、というような取引き論が公然とまかり通るように出てくること自体信じられません。市民の感覚と永田町の感覚は大きく隔たっているというように、地方においても市民の常識と地方自治従事者の常識も大きくずれているとしか思えません。新幹線とは全く別の話です。引き替え条件のように取りざたすることは全く容認できません。
なおかつ私にとっては新幹線も空港も全く必要とは感じられませんので、原発を背負い込む上に新幹線や空港まで出来てしまうなどということはこの上ない迷惑と言わざるを得ません。(空港の議論もたくさんあるでしょうが、全国にたくさん出来ている地方空港が構造的に破綻していて、全く有効に機能せず運営できていないという現実をご存知ないわけはないでしょうに、なぜ空港が必要なのでしょうか?全く理解できません。)徴収される税金の多くが全く自分の生活を豊かにすることに使われていないと言うことにどうしても意義を申し立てたくなり意見させていただきました。
どうせなら、IT推進と、国を挙げて言っているのですから、全国の先鞭を切ってそれらの予算をITにつぎ込まれたらどうですか。全国でもっとも情報インフラが進んでいる県となれば大きく注目も集めますし、県民も地元に誇りを持てるでしょう。なにより、IT技術というのは情報を動かすことによって人が移動しなくてもいいようにする技術革新ではありませんか、情報をさえ動かせば、新幹線や飛行機で人が移動する必要は格段に減っていくのです。21世紀に向かって、いまさら人が移動するインフラを整備するなど全くの時代遅れです。どうか情報技術・インフラにこそお金を使ってください。
新幹線などに使うお金があるのなら、地域の交通として少数の人たちでも必要としている京福線の保全にでも、すこしでも回してあげられたら悲劇も起こらなかったではないでしょうか?
新幹線も空港もたしかに「あれば良い」ことは言うまでもありません。しかし、費用対効果ということがあります。巨額の税金を投入して、それだけのメリットをほんとうに県民が享受できるのでしょうか?潤うのは建設に携わる土建関係者だけではありませんか?そしてその土建業界の票に支えられる代議士だけではないのですか?それだけのお金があれば、全県民が毎日無料でインターネットに接続できるようになると思います。それのほうがどれほど県民の利益になるか計り知れないと思います。
以上
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しかし、2000年、4月以来の更新です。
ホームページの更新ということに興味をなくしていたというか、自分が外に出したい物を実は持っていないのだ、ということがわかって、何も書いていませんでした。そして、行きつけの喫茶店のマスターとインターネットの話になりその時に交わした会話も追い打ちをかけました!!
マスター:なんでそんな自分の日記みたいなもんを人に見せたいとか思うわけ?
わたし:なんででしょうねぇ...
わたし:やっぱ、人とコミュニケーションしたいというか、結局さみしいってことじゃないですか...
マスター:ふ〜〜ん...一人でちゃんと遊ばれへんやつがようけおるゆうことかぁ...
うーん、そうかもしれないなぁ。
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ちなみに、恥ずかしながら最近発見した話題を一つ。
4年くらい前に桑田佳祐のソロのコンサートに行ったときのこと、コンサートも中盤、「ヨイトマケの歌」?というような感じの曲をギター弾き語りで彼が歌ったのだが、これが素晴らしい曲で、その場で感動して涙流しながら聴いていたということがあった。昭和中期、貧しい家庭で、母ちゃんが男に混じって土方仕事をしながら僕を育ててくれた、その姿を子供の時は嫌いだったけど、今母ちゃんは僕の誇りだ、というようなうたでした。そのときはあまりにその歌に感動して、こんな歌が歌える桑田佳祐にはだれもかなわない...平成の吟遊詩人か...と思ったものだった。
その後、もう一度なんとかあれを聴きたいと思い続けていたが、先日NHKで「こうして歌は生まれた」とかいう番組があって、「喝采」、「知床慕情」と一緒に「ヨイトマケの歌」の3曲が紹介された。しかし(恥ずかしながら)驚いたことに三輪明宏の曲だった!!そしてこの曲が生まれた経緯を三輪明宏の故郷の長崎まで取材に行って紹介していた。
しかし、もう一つ驚いたのは最後に曲を披露してくれるのだが、三輪明宏の歌だった。ま、元々歌手だから歌に驚くこともないのだけど、衣装や出で立ちなど男らしい風貌に変えて、歌というより演劇的な振る舞いで、まさに”パフォーマンス”というべきステージを披露してくれた。あれはいい物を見せてもらった。三輪明宏といえば寺山修司らとの「実験」的活動も知られるところだが、まさに面目躍如というすばらしいパフォーマンスだった。
また、その時になかにし礼がコメントしていたのが、べた褒めだった。「ヨイトマケの歌」は、日本の歌謡史で一番と言っていい素晴らしい歌だ、歌詞の内容、取り上げたテーマ、物語性、そしてメロディー、と完璧だ、とまで言い切った!!これもびっくりだけど。
ま、でも私の世代から言うと、三輪明宏のパフォーマンスはたしかに素晴らしいが、桑田佳祐という「歌手」がとりあげることで、(話題性とかではなく)彼のあの個性的な声、歌い方があの歌を歌うことでもっと熱情的な息吹をもたらすことになっている、と感じている。桑田ケイチャンもっとライブで歌って欲しい!!
ちなみにヨイトマケというのは gooの新語辞典では「建築現場などで,地ならしのために大勢が一斉に鎚(つち)を滑車で上げ下げすること。また,それをする人。あるいはそのときの掛け声。」ということ。 「父ちゃんのためならエンヤコラ 母ちゃんのためならエンヤコラ もひとつおまけにエンヤコラ」というやつである。
Googleの検索をお楽しみください!全部見ても50件くらいだったからすぐ見れます!!
'00.4.11
今日のニュースステーションは石原都知事の発言が波紋を広げている、と伝えた。だいたい選出されたときから、こんな右翼が都知事になっていいのかなぁと思ってたけど、ようやく、というか、ついにその筋金入りの体質を露見させたようだ。都政については注目すべき手腕を発揮しているのだけど。
そしてフジテレビではすごいニュースを流していた。(引用)「東京・港区の郵便局で、盗難キャッシュカードを使おうとした3人組の男のうち、2人が逮捕され、FNNのカメラがその瞬間をとらえた。」というものだ。
リアルプレーヤーで見れます。[28.8K] [G2]
スクープと胸を張るのはいいが、顔までほぼはっきりとわかる映像が流れていいのか? だいたい、どういう経緯でその現場に居合わせたのかの説明が全くない。さらに犯人を取り押さえようとする警官は、全くテレビカメラに対して違和感を表さない。まるでドラマのよう。それをさらに感じさせるのはご丁寧に2カメでの撮影。
ま、偶然に撮影に成功したのかもしれないけど、婦人警官がものすごくかっこよく現場を仕切って仕事をこなす様子が描かれるこの映像は、昨今の警察不信を少しでも払拭するためのなんらかのかけひきがウラにあるのでは?とか勘ぐりたくもなる出来映えである。
また、顔まではっきり出ちゃってていいの?という疑問はニュースを聞いているとすぐに氷解する。(引用)「盗難キャッシュカードを使って現金を引き下ろそうとした3人組を局員が発見し、見張り役をしていた朴偵植(パク・ジョンシク)容疑者(51)と金良基(キム・ヤンギ)容疑者(47)の2人が逃走中に逮捕された。」ということで、取り押さえられたのは韓国人、つまり”外人”である。日本人ならこの映像は絶対に出せないはずだ。まぁモザイク入れるか入れないかの違いだろうけど。まったく”外人”にはプライバシーはないのだろうか?
さてもう一つは、ローカルなマイナーなニュース、福井県武生市で中国人の企業実習生が不当な扱いを受けているという事件。
実習生:中国人「逃亡防止」目的 貯金通帳など取り上げ
退職強要:福井の協同組合が3女性に二者択一迫る
なにも昨日今日のことではないのだけど、支援を行っている知り合いに顛末を聞かされすこし関わることになったので紹介する。この毎日の記事もかなり内容を伝えてはいるが、記事にならない酷い事実がたくさんあるらしい。青木という理事長宅に中国人実習生(女性)らが座り込んだときにはこれを排除するために複数の人数で殴る蹴るの暴力行為が行われたらしいが、これらは記事にはなっていない。これらについては今後WEB上で詳細を伝える予定。
しかし全くお粗末な、いずれも日本国内における外国人(中国人、朝鮮人)差別の体質を露わにした事件。2002年にワールドカップなんて本当に開けるのだろうか!?
'00.2.26
24日、突然誘われて、ブルーノート大阪のマイケル・ブレッカーのライブに行こうということになり、夕方5時頃出発。久しぶりの大阪・梅田。数年ぶりだとすっかり変わっているように思えた。これ幸いと、福井の本屋で買おうと思ってもなかなか発見できなかった「QuickJapan」を紀伊国屋で購入。最新号Vol.29にはSRLの記事が載っているのだ。
で、9時からのセカンドステージを見にブルーノートへ。
マイケル・ブレッカーは生で見るのは初めて。すっかりおっさんぽくなってハゲ頭である。剃ってるわけじゃないと思う。
ベースなしのオルガン、ギターのカルテットだ。演奏は、もうどっぷり4ビート。全体的にマイルドな音だった。オルガンはオルガンでベースラインをフォローしているがやっぱちょっとこもった感じ、ギターはセミアコをブギーで鳴らしていたが、なんともマイルドな音づくりであまり高域にきびきびこない。従って全体的にもマイルドな、悪く言えばメリハリのないサウンドだった!4ビートもいいんだけど、なんかエキサイティングに燃えるものが欲しい!これにはドラムのおじさんがおとなしすぎたのだという同行者の意見。たしかに、3曲目にちょっとおもしろいリズムの曲があったが、ここでユニークなドラミングを披露したときにはけっこうおもしろかった。ドラマーもオマー・ハキムとかががんばりはじめて、ビリー・コブハム、デニス・チェンバースと圧倒的テクニック手数系の人がもてはやされすぎた反動なのか、オジさんの味のある4ビートなんていうところへやっぱり回帰してきたのかという印象を持ったが、「それにしてももうちょっとドラムがんばらなおもしろくないやろ」とは同行ドラマー氏の弁。この3曲目でギターはなんとワウを踏んでいた!4ビートのジャズやっててワウ踏むのなんか初めてみた!!なかなかおもしろい。
AM2時半、帰宅後買ってきた「QuickJapan」をみていると、音楽ライターの大泉実成という人が、彼の実家の両親が東海村で被爆したことにより必然的に被害者の会などに関わることになった顛末と、現地のあまり知られないお粗末な実体を書いたレポート「切り捨てられた被爆者たち」を、サブカル音楽雑誌らしいクダけた感じで載せている。おかしいのは、そこまでのページでは四段組とか五段組で、週刊誌くらいの活字サイズできているのに、このレポートになった途端、二段組でハードカバーの詩集くらいのでかい活字になっている!!これ系の読者はそこまでしないと”原発の時事ジャーナルもの”なんて読めないという編集なのか!?って感じで笑える。でもこのレポートはおもしろい。思わぬ収穫だった。ちょっと科学技術的な記述に「ホントか?」ってところがあったけど。この号から始まったらしい、こだま和文さんのコラムもあってちょっとうれしかった。
'00.2.24
ああ、本当にホームページの更新なんて面倒くさい。日記を毎日付けられる人ってすごいなぁ。
で、正直言って昨年の秋から更新らしい更新を全くやっていない。思い立ったのでそのころからの出来事を書き留めておこう。
'99.9.12
広瀬隆さんの講演があった。この内容は要約してレポート掲載しようと思っていたけどやらずじまい。でも載せたいことがいっぱいあった。端的に言うと、今の電力需要で原発がないとやっていけないというのは間違いで原発以外の発電施設が稼働率を上げれば十分まかなえるという話、最近自動車会社を始めとして燃料電池の開発が進んでいて今にも実用に供されるようになる、はっきり言って産業界ではもう原発には未来はないと踏んでいるようだという話、この二つだけでも十分!!
'99.9.18、19
シベリア寒気団の最終公演「イラチカ」を見た。感想をこちらに。
'99.9.22
友達の友達がなんとあのパリ・ダカールに出場するという!応援する会を手伝うことに。
こんど出場した谷口君の帰国報告会があります。体験談をみんなで聞きに来てください。
2月27日(日)AM11:00〜 リライムにて
'99.9.30
広瀬隆さんの講演を聴いた2週間後、茨城県東海村で臨海事故!
'99.11.20
福井ビエンナーレのオープニングで大榎淳さんのWEBストリーミング放送「ラジオホームラン・オン・ザ・ネット〜福井ビエンナーレ」を手伝う。元の発起人の一人である粉川哲夫さんからは「そんな潤沢な環境でやることにどんな意味があるの?」とご批判を頂いたとか...!!
しかしこのビエンナーレ、もう次はないとのウワサ。残念ですねぇ。かれこれ8回、ヴィデオ・ビエンナーレに始まり14年もやってきたのに。
'99.11.22
念願の自動車買い換え。買い換えたとはしゃいでいたら、24日にライブがあるのでミュージシャンの送り迎えを手伝ってくれと頼まれ、車を出す。僕の車の後部座席に初めて乗った人はなんと、エディー・ゴメスだった!!
'99.12.11
大学の吹奏楽部が第20回の定演ということで、OBバンドを結成。吹奏楽でステージに立つのは十数年ぶり。ちょっと興奮しました。しかしやっぱり自分のスタイルではなくなったかも知れないと感じる。
'99.12.13〜24
'99年最大のムーヴメントだった。NTT/ICC主催で、SRL(サヴァイバル・リサーチ・ラボラトリーズ)のショーが東京であるということで、記録撮影に行って来た。おもしろかった。画像アーカイブ
今もまだ編集中。
しかし、ここ最近のニュースでおもしろいのはやっぱり石原都知事。政府は反対だとか、銀行協会は、経済界の誰それは反対を表明とか、いつからあんたら地方自治にケチつけられるようになったの?って感じ。
三重県の北川知事の白紙撤回もすばらしいし。福井県だけ時代に逆行して3、4号機増設?そんなの出来るまでに何年かかるか知らないけど、竣工する頃には見向きもされない時代の遺物になってると思うなぁ。いらないし使えないでしょ、ほんとに。土建屋が儲かるだけでしょ。
'00.1.7
2000年あけましておめでとうございます。
久々の更新に、この間にあったことをまとめておきたいと自分でも思っているけど、やっぱりなにもせずにそのままになってしまいそう。自堕落に怠けているのが幸せだったりするこの頃。
2000年問題はほんとうに何もなかったのか?原発関連でちょっとしたトラブルがあった?しかし、100%完璧であってはじめて「しかたない、使ってやろうか...」という議論が始まる原発。”軽い人為ミスだから大丈夫”なんて認識はありえない。はずだ。「簡単なミス」「人為的ミス」が存在することを認めた時点で、政府もマスコミも国民も、”原発を否定”したことになると思うんだけど!なにせ原発は100%完璧じゃないとダメなんだから。その意味ではこの正月は全国民がサラリと軽く、原発に引導を渡した記念すべき年明けだ!!
今年の年賀状をば。
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