泊の民謡発見
ハア〜
とまりゃ(泊)いな〜 よいとこいな〜 朝日をうけて
お山いな〜おろしはいな〜 そよそよと
アリャ アネサン ヤレコノ オイヤサノサ〜イ
ハア〜
思ていな〜通えば〜いな〜 千里も一里
会わずいな もどればいな また千里
アリャ アネサン ヤレコノ オイヤサノサ〜イ
ハア〜
あなたな〜思ていな〜雨の日も風の日も
いつか添えるいなーまつ(待つ)ばかり
アリャ アネサン ヤレコノ オイヤサノサ〜イ
☆意 訳
1 泊の村はよいところ 朝日を受けて(輝く) お山下ろし(風)はそよそよと吹く
※内外海半島の先端にある泊の村は、南向きの陽当たりのよい場所に位置する。お山を背にして
厳しい季節風もあまり当たらない自然条件の良い村である。
2 愛しい人を想って通えば 千里も一里のようだ 会わずに戻ればまた千里離れた気持ちになる
3 あなたを想って雨の日も風の日もがんばっています。
いつかあなたと一緒になれるのをずっと待っています。
「アリャ アネサン ヤレコノ オイヤサノサ〜イ」は、おはやし。
※2番、3番は他の民謡独特の言い回しのラブソングで、なかなかおしゃれである。
現代の流行歌にも通じる。
☆踊 り
踊りは不明。おそらく各地で行われている地唄の盆踊りの踊りと同類であると思われる。
調べて再現できるかも知れない。もし、知っている人があれば教えてください。
採集1988年 小浜市泊 (故)大森大蔵(88歳の時に取材) by K.Omori
祖父の大蔵が88才のとき教えてくれた地元の伝承歌。取材した時の歌声が聞けます。「泊盆踊り唄」最近、民謡歌手の恩地美佳さんに提供、CDになっている
民謡歌手 恩地美佳さんが、この歌を歌っています。彼女のステージをお楽しみに。