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農業関係のおもしろい話題を紹介します。
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福井のラッキョウ | |
福井平野の西端の海岸沿いにある三里浜の重要な農産物はスイカとラッキョウです。 福井のラッキョウは植えてから3年目で収穫する3年子といわれるものです。これは分球を進めて小さな花ラッキョウとして出荷するためです.そのため、移植2年目の10月下旬から11月にかけて紫色のきれいは花をつけ、多いときにはじゅうたんのようになります。 木漏れ日に映えるラッキョウの花(福井県三国町 2003.11.2) |
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長寿と健康のヒロイン”八百比丘尼” | |
福井県の平均寿命は男女とも全国2位(平成12年)であることは、意外に知られていない。この長寿を支えているのが福井の食と水であるが、福井県小浜市には、長寿のヒロイン「八百比丘尼」の伝説がある。右の写真は、福井県小浜市の小浜駅近くの空印寺にある八百比丘尼が入定したとされる洞窟である。 八百比丘尼入定の地 |
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生ゴミ循環の町山形県長井市 | |
生ゴミの収集状況 コンポストセンターの完熟堆肥 堆肥を使った農産物など(長井村塾) |
生ゴミの堆肥化を通して有機物資源の循環システムに取り組んでいる山形県長井市に行って来ました。 長井市を訪れたのは12月20日で、まわりの田んぼや畑は雪で一面覆われており、道路も端の方には雪が積もっていました。 生ゴミの資源化でもっとも大事な分別収集(1997年スタート)に対して市民がどのような考えを持っているかを直接聞くために、早朝からゴミ収集所に立ち、生ゴミを持ってこられた方に声をかけました。話をうかがったのは30代から94歳のおばあさんまで5,6人の方でしたが、いずれも最初は大変だったが半年位すれば慣れて当たり前になったということでした。また、話を聞いた皆さんは、いやがりもせず、バケツのふたを開けてきちんと分別されている生ゴミを見せて下さいました。 この長井市の取り組みが試行している要因としては、 1.行政側からではなく市民による取り組みから始まったこと。 2.消費者、農家、商工会(行政は入らず)など各分野の参加があったこと。 3.多くの講演会など住民の意識啓発に力を注いだこと。 等をあげることが出来ます。 この取り組みはレインボープランとして知られており、集めた生ゴミを堆肥にし、その堆肥を畑に入れ、そこで生産された農産物を市民に供給するという循環システムを構築しています。 しかし、堆肥製造段階でのにおいの問題や、生産された農産物が充分に供給されないなどの解決すべき問題があることも事実です。 レインボープランの詳しい情報はここをクリックして下さい。 |
伊賀の里手作りモクモクファーム | |
2001年1月、池田町で開催された農業農村フォーラムキャンプでモクモクの吉田修専務理事の講演を聴き、大変感銘しましたので、ここのその講演のメモを掲載します。 モクモクはご存じのように三重県の阿山町に「伊賀の里手作りモクモクファーム」として地域の農産物を加工し、ハム、ソーセージ、地ビールなどを工房で手際よく作られている。 ここで紹介するのは、その実質的な運営に携わっている吉田修専務の経営努力の一端です。 ・今までの農業は下請産業→@自分たちでコントロールできる農業A就職できる場づくりB地域の資源活用 ・負け組→他力本願の会社 ・勝ち組→背水の陣で頑張る会社 ・農協に販売はあってもマーケッティングはない。 ・加工が大切→畜産農家はつぶれているが肉屋はつぶれていない ・農産加工の本質→×あるもの、余りものの加工はダメ ○今、皆が何を食べたいがが基本 ・客単価で計算→1人1時間1,000円。モクモク客単価3,800円 ・過去人間と未来人間→お酒を飲んで60%以上過去のことを話す人は過去人間、60%以上現在と未来について話す人は未来人間。これからの主役は未来人間。 ・情報発信力→常に企画でのろしを上げる。昨年マスコミ掲載443件 ・マスコミ対応はきれいな女性に担当させる。 ・月300社にダイレクトメールを送る ・現在2,600人の会員→3人家族で8,000人いかに満足させるか。 ・企画カ→問題意識の持ち方。問題意識がないところにひらめきはない。自分が社長のつもりで日常的に考える。自分だったらこうするのに! ・常に未完成という意識が大切。そうしないと新しいアイデアが出てこない。 ・商品開発→すでに大量に出回っているものと一線を画す。3割くらい高くてもお客が満足してもらえるもの。モクモクは150品目開発。お客の反応がない場合はあきらめも肝心。 (一例:ユズ加工の村、注文書、クレームは村長宛。小さく見せることが重要。町の人が応援したくなる。) ・女性の感性が重要な視点 嫌い→数式/理屈/建て前/ マクロ的(一カ所悪ければ全て×) 好き→ごちゃごちゃしたこと/語学/おしやべり/ 本質本音/権威/新しい価値 以上です。何か得るところがありましたでしょうか? |
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バイオディーゼル |
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「バイオディーゼル」という言葉は皆さんご存じだろうか。環境問題に関心の高い人なら知っているかも知れないが、一般にはあまり知られていない。これは、環境に配慮したエネルギーの供給、利用がいわれている中で、ディーゼルオイルの代わりとして天ぷらなどに使った廃食用油や菜種油、大豆油を使おうとするものである。日本で環境に対する意識が最も高い滋賀県では「湖国菜の花エコプロジェクト」の一環として今年から菜種油や廃食用油を再生したバイオディーゼル燃料を使い、琵琶湖の湖上学習船「うみのこ」を2001年より運用する。菜の花は守山市などで栽培されており、春には一面黄色のお花畑となる。また、京都市では市バスの燃料に廃食用油をバイオディーゼル燃料として再生したものを使っている。 海の向こうのアメリカでは、全てのディーゼル燃料に2%の大豆油から作られたバイオディーゼル燃料を使用しなければならないという法案(B2法案と呼ばれている)が19の州で検討あるいは検討予定(Progressive Farmer, April 2001)であるという。法案が通ればディーゼル燃料の価格が上がり、大豆の市場価格にも大きな影響が出ることが予想されている。 問題は現状で、軽油取引税が結構かかり、価格的に合わないことと、含まれる硫黄化合物を取り除くための再生処理が必要なことのようだ。(2001.5.19) |
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